雛祭りの時に飾る雛人形の中には、ケースに入った品が存在します。
ケースに入っているので、飾っている間に雛人形に埃が付着しにくくなるため、管理や手入れが楽になります。
しかしこのケースですが、長年使っていると汚れが付着したり、うっかり重いものを上に置いてしまうなどで割れてしまうことがあります。
ガラスが割れてしまうとケースとして役に立たなくなってしまいますし、ケースの修理方法やガラス片が雛人形に降り掛かった場合の対処方法を知っておきたいですね。
そこで今回の記事では、
- 雛人形のケースの手入れについて
- 雛人形のケースを修理する方法とは?
これらのことについて書いてみました。
ぜひ、参考にしてください。
雛人形のケースの手入れについて
雛人形が納められているガラスケースも機会があれば手入れをしておきましょう。
例えば、お子さんがガラスケースに液体をこぼしたり、ガラスケースの上に物を長期間に渡り置いていると、その部分にシミが出来ることがあります。
しっかりと水拭きをした後に乾拭きをして汚れが落ちれば良いのですが、シミが取れにくい場合があります。
こういった時は、ガラス用研磨剤かガラス用クリーナーの使いましょう。
布に塗布して丁寧に掃除すると汚れがよくとれます。
また、ガラスケースにカビが生えることもあります。
湿気が溜まるような場所で長期間保管していると起こります。
カビが生えてしまった場合は、消毒用アルコールか塩素系漂白剤を水で薄めたもので拭き掃除をしましょう。
カビが酷くない場合はこれで何とか出来ます。
しかし問題なのは、ケースを保管する場所にカビが生えるような、湿気が溜まる場所であることです。
湿気対策や、家の中で湿気が溜まりにくい保管に適した場所をしっかりと調べておきましょう。
雛人形を保管する際の情報をまとめた記事はこちら。
雛人形の収納場所のおすすめと収納の仕方について詳しく紹介
雛人形を収納する時にあると便利な道具や防虫剤と乾燥剤について
最後に、ガラスケースを納めるダンボールなどの箱についてです。
基本的には、雛人形を購入した際に付いてきたものを使用しているかと思いますが、湿気の影響でシミができたり、カビが生えるなどのような事態なった場合は交換してしまいましょう。
ガラスケースのサイズにピッタリ合う箱があれば良いのですが、大抵の場合サイズが合わず、隙間ができてしまうと思います。
この隙間が厄介で、何かの拍子に中のガラスケースが動いてしまうと、中に収められている品が破損していまうことが考えられます。
そのため、収納する際は隙間に緩衝材となる紙を入れておきましょう。
ただ紙を入れるだけでは緩衝材としての効果が期待できないので、紙をくしゃくしゃにしてクッションになる状態にした後に隙間へ詰めていきましょう。
雛人形のケースを修理する方法とは?
雛人形のガラスケースをうっかり割ってしまった!
こういったことはよく起きているようです。
割れてしまったガラスケースを修理する際に、一番簡単な方法は雛人形を購入したお店に相談することです。
そのお店が修理も請け負っている場合は、そのまま修理を依頼すれば良いでしょう。
そうでない場合は、現在の住居から近い場所にある人形店やガラス屋へ相談してみましょう。
人形店の中には人形のガラスケースのみを販売しているところもありますので、サイズが合えばそれを使うことが出来ます。
「どうしてもお店が見つからない!」という方は筆者が調べた人形店をご紹介させていただきますので、そちらへ相談されてみてはいかがでしょうか?
株式会社 福田人形店 / 福田匠庵
大手人形
また、ガラスケースが割れた際に、ガラス片が雛人形に降り掛かってしまうことがあります。
こうした場合は、埃をはらい落とすための毛ばたきや筆でガラス片を取り除いてあげましょう。
購入した際に付属している品を使えば問題ありません。
紛失してしまった場合は、通販などで購入できるので安心して下さい。
ちなみに、「掃除機で吸えば良いのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、装飾品や髪の毛が傷んでしまう可能性が高いので掃除機の使用は厳禁です。
雛人形に関するその他の情報
雛人形に関するその他の情報について、以下の記事にまとめています。
雛人形の中古品の相場はこれ!購入する際の注意点などもくわしく紹介
雛人形を修理する方法はこれ!必要な道具ややり方などをくわしく紹介
雛人形はいつから飾るのが良いのか?いつまで飾るのかについても紹介
雛人形を収納する時にあると便利な道具や防虫剤と乾燥剤について
まとめ
ガラスケースに納められた雛人形は管理が楽なので助かりますよね。
だからこそ、雛人形と長く一緒にいたいものです。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。