雛祭りは女の子の健やかな成長を祈る日本の行事です。
雛人形を飾っているご家庭も多いのではないでしょうか?
華やかな雛人形は、見ているだけで幸せな気持ちになりますし、可愛らしいお子さんにとっても良い思い出になると思います。
ただ、この雛人形を納める時に苦労する方は多いようです。
ほとんど1年中保管していることになるわけですから、きちんと収納しておきたいですよね。
そのために、あると便利な道具にどういったものがあるのか知っておくと非常に助かります。
そこで今回の記事では、
- 雛人形を収納する時にあると便利な道具とは?
- 雛人形のための防虫剤や乾燥剤について
これらのことについて書いてみました。
ぜひ、参考にしてください。
雛人形を収納する時にあると便利な道具とは?
雛人形を収納する時にあると助かる道具をご紹介させていただきます。
一部の道具については、雛人形に傷や汚れを付けないために重要な物になりますので、きちんと用意すべきです。
埃をはらう毛ばたき
通常、雛人形にはセットで掃除用の毛ばたきや筆が付属していますので、それを使用して埃をはらいましょう。
埃は凹凸の部分の隙間や袖と胴体の間など、様々な場所へ入り込んでしまいます。
埃を放置したまま雛人形を収納してしまうと、ダニの温床になることがあります。
場合によってはすでにダニの卵が植え付けられていることもありますので、埃を掃除する際は丁寧にしっかりとはらい落とすようにしましょう。
ちなみに、掃除用の毛ばたきや筆を紛失してしまった場合は、雛人形を手入れする専用の毛ばたきが販売されていますので、通販などで購入することが出来ます。
手袋・軍手
素手のままで雛人形を触ってしまうと、手の脂やハンドクリームなどが付着し汚れの原因になってしまいます。
女性の場合、爪が雛人形に傷をつけてしまうこともあるでしょう。
こういったことを防ぐために、雛人形を触る際は手袋や軍手を着用しましょう。
特に、雛人形の顔部分は素手で触ることは厳禁です。
柔らかい紙・ティッシュペーパー・布(タオルなど)
保管中の雛人形に傷がつかないように、柔らかい紙などを使用し包装します。
髪に注意しながら、ふんわりと優しく包むようにしましょう。
強く包むと型くずれの原因になりますので注意して下さい。
また、装飾品などの小物を拭く時にも使えます。
スマホなど写真の撮影機能がある機材
雛人形を取り出す前や飾り付けが終わった時の写真を残しておくと、来年の同じ作業を楽にすることが出来ます。
やはり文章のみよりも、写真などがあった方がわかりやすいですしね。
雛人形を納める収納ケース
基本的には、雛人形を購入した際のケースを使用すればよいのですが、これがダンボールなどであった場合、経年劣化などによりボロボロになることがあります。
収納ケースに隙間があると、その部分から虫が侵入しやすくなってしまうのできちんとしたケースへ納めるようにしましょう。
また、人形同士がぶつかることを防ぐために緩衝材を入れるかと思いますが、新聞紙を使うと印刷されているインクが雛人形へ付着してしまうことがあるため、注意が必要になります。
ちなみに、収納ケースは桐箱がおすすめです。
防虫剤や乾燥剤が少なくても大丈夫なので安心です。
雛人形が入った収納ケースを保管する場所
雛人形を収納する場所も重要です。
雛人形は湿気が天敵であるため、湿気がこもりにくい場所に保管することが望ましいことになります。
雛人形を保管する場所についてまとめた記事はこちら。
雛人形の収納場所のおすすめと収納の仕方について詳しく紹介
雛人形のための防虫剤や乾燥剤について
前章でも書いていますが、雛人形にとって湿気や虫は天敵になります。
この2つによる被害を防ぐために防虫剤や乾燥剤を使用するわけですが、きちんとした知識がないと雛人形が傷んでしまいます。
そこでこの章では、防虫剤や乾燥剤についてご紹介させていただきます。
防虫剤について
防虫剤には様々な種類がありますが、どの品にもメリットとデメリットがあります。
そのため、この防虫剤でなければといけないとか、絶対大丈夫などとは言えるものではありません。
そこで重要となるのは、防虫剤の取扱説明書と雛人形の取扱説明書をよく読むことです。
雛人形の取扱説明書には防虫剤に関する記述があるかと思いますし、防虫剤の取扱説明書にある使用方法と使用量をしっかりと守るようにしましょう。
また、雛人形専用の防虫剤もあるため、それらを扱っているお店に相談してみるのも良いでしょう。
乾燥剤について
雛人形の天敵である湿気を駆逐するために必要になります。
ただし、湿気が心配だからといって乾燥剤をたくさん入れておくことはやめましょう。
収納ケース内部が乾燥しすぎて、雛人形がひび割れることなどが起こり得るからです。
また、上記の防虫剤を一緒に使用する場合は、同じメーカーの品を使うようにしましょう。
異なるメーカーの品を使うと、予期せぬ化学反応により雛人形が変色したり傷んだりすることがあります。
そのため、防虫剤と乾燥剤を同時に使用する場合は、「同じメーカーの品」を「距離を離して置く」ように注意しましょう。
雛人形に関するその他の情報
雛人形に関するその他の情報について、以下の記事にまとめています。
雛人形の中古品の相場はこれ!購入する際の注意点などもくわしく紹介
雛人形を修理する方法はこれ!必要な道具ややり方などをくわしく紹介
雛人形はいつから飾るのが良いのか?いつまで飾るのかについても紹介
まとめ
雛人形は出して飾っている時間よりも、保管状態にあることの方が長いため、収納する際は様々なことに注意する必要があります。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。