「登山」中に出たゴミはすべて持ち帰るのがマナーです。
しかし、近年の登山ブームにより、登山者の数が激増したことからマナー違反をする人が増えています。
例えば、富士山では登山道や山小屋周辺に放置され、大きな問題となりました。
そのため、登山中のゴミを効率よく持ち帰るための道具が必要になるわけですね。
そこで今回の記事では、登山中にでたゴミを持ち帰る時におすすめの道具について、お伝えさせていただきます。
登山中のゴミはすべて持ち帰る
前提として、登山中にでたゴミはすべて持ち帰る必要があります。
このゴミはビニール袋や傘といったもの以外にも、食べ物のような生ゴミも含まれています。
「食べ物なら山に捨てても自然に戻るのでは?」と考える方が多いかと思いますが、実際は違います。
というのも、標高が高い山では気温が低いため、有機物の分解が非常に緩慢だからですね。
その結果、いつまでも生ゴミがそのままの状態で山に残ってしまいます。
例えば、富士山などで捨てられたバナナの皮のような生ゴミが、そのままの姿で長期間残り続けているという現実があります。
また、登山中に忘れ物をしてしまった場合、それがそのままゴミになることに注意をしてください。
休憩中に汗を拭いたタオル、外した手袋、脱いだ上着、ペットボトルなどがよく忘れ物となっているようです。
そのため、休憩後などは忘れ物がないかをしっかりと確認してから移動をしましょう。
登山中にでたゴミを持ち帰る時におすすめの道具はこれ!
1・ゴミ袋
前章にもあるように、標高の高い山では生ゴミが分解されにくいです。
そのため、生ゴミを持って変える必要があるわけですが、ここで気になるのが防水性と防臭性です。
生ゴミの汁が滲み出てきたり、悪臭に悩まされると楽しい登山が台無しですからね。
また、生ゴミを入れる袋は取り回しの良さにも拘りたいところです。
もちろん、防水性と防臭性、そしてメンテナンスの簡易さが高いと非常に使い勝手が良いでしょう。
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2・ボトル容器
意外と盲点なのがゆで汁やスープの飲み残しなどの液体です。
「固形物でないから捨てても良い」と思いがちですが、これも山に捨てるのはNGです。
そのため、こういった液体状のゴミを持って帰るための容器を用意しておく必要があるわけですね。
あるいは、こういった汁物は最初からボトルなどの容器に入れて持って行き、残ったものはそのままボトルへ戻すといったやり方もあります。
nalgene(ナルゲン) カラーボトル 広口0.5L トライタンボトル ブルー
3・携帯トイレ
山によってトイレ事情は様々です。
家庭用トイレのような水洗トイレやぼっとんトイレがある場所もあれば、そもそもトイレが設置されていない山もあります。
また、トイレが設置されている山だとしても、何か所も設置されているわけではありません。
「急な便意に襲われたけど、トイレの前には長蛇の列が!」といった状況に陥る可能性は十分に考えられるわけですね。
そのため、登山には携帯トイレを必ず持参するようにしましょう。
自分の荷物運搬能力を考えながら、サイズや内容物、廃棄方法などを加味して選ぶと良いでしょう。
また、目隠し用のポンチョが付いている携帯トイレもあるので、購入する際の選択肢となるかと思います。
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まとめ
山の環境を守るためにも、登山中にでたゴミは自分で持って帰るようにしたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。