「アブラムシ」が育てているネギに大量発生して困ってしまうことがあります。
アブラムシは植物に病気をもたらす害虫なので、どうにか対処したいですね。
また、ネギにアブラムシがつく原因も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- ネギのアブラムシ対策方法とは?
- ネギにアブラムシがつく原因とは?
これらの情報をまとめてみました。
ネギのアブラムシ対策方法とは?
ネギをアブラムシから守る対策方法には、いくつかの種類があります。
自分が管理・育成しているネギに合わせた方法を選ぶと良いかと思います。
1・薬剤を使用する
アブラムシ対策としてまず挙げられるのが、予防効果のある薬剤を使用することです。
アブラムシは繁殖力が高いため、長期間効果が続く「浸透移行性」といわれる殺虫剤が効果的です。
金銭的な負担がありますが、駆除・防虫効果が非常に高く、作業の負担もあまり大きくないのが特徴ですね。
ただ、植物の種類や成長の過程によって使える薬剤が異なる可能性があるので、薬剤を使う前に、必ず使用方法などの確認するようにしてください。
また、注意点としては、薬剤の使用はアブラムシの天敵となる益虫を殺してしまう可能性があることです。
薬剤を使用した結果的、アブラムシの被害が増えてしまっては本末転倒ですから、そこには注意をしておきましょう。
2・黄色い色を利用する
アブラムシは黄色に集まるという習性があります。
この習性を利用することで、アブラムシが植物に取り付くことを予防する方法になります。
例えば、植物がある場所の近くに黄色いテープを吊り下げておいたり、市販の黄色い虫捕りシートを設置するなどですね。
薬剤の散布とは違い、アブラムシ以外の昆虫には被害が生じにくいのがポイントになります。
つまり、アブラムシをエサとして食べるてんとう虫などは無事に生きることができるわけです。
ただ、この方法は定期的にテープや虫捕りシートを交換するなどの手間が発生することに注意をしてください。
3・ネギ周辺の除草を行う
ネギがある場所の周囲に雑草が生い茂っていると、そこからアブラムシが移動してくる可能性があります。
こういった雑草は、アブラムシ以外の害虫の住居にもなる可能性があるため、定期的に除草を行うことをおすすめします。
また、後述する風通しを良くすることにも、良い効果が期待できますね。
5・風通しを良くする
植物が密集するなどして風通しが悪くなると、アブラムシが発生しやすい環境となってしまいます。
植物と植物の間隔が狭かったり、株や葉が密集していたりすると、アブラムシが次々と別の植物へ移動して繁殖してしまいますからね。
そのため、雑草などをこまめに除草したり、ネギが過密状態にならないよう調整してあげると良いでしょう。
ネギであれば、プランターで育てていることも多いかと思いますので、風通しが良く、日光がよく当たる場所へプランターを移動させることをおすすめします。
ネギにアブラムシがつく原因とは?
ネギにアブラムシがつく原因は、アブラムシが植物の汁液を吸う害虫であるからです。
具体的には、アブラムシは、新芽・葉・つぼみなど、植物の柔らかい部分を中心に植物の汁液を吸って成長しています。
つまり、アブラムシにとって花・葉菜類・果樹などの植物は、エサとして食べる(汁液を吸う)ことができるご馳走だというわけですね。
また、アブラムシは窒素成分の多い肥料を使う、野菜などに発生しやすい傾向があります。
例えば、キャベツ、ピーマン、玉ねぎの野菜ですね。
もちろん、ネギもこれに含まれるので、アブラムシがつきやすい植物だと言えるでしょう。
アブラムシに関するその他の情報
アブラムシが野菜についている時の落とし方とは?食べるとどうなる?
まとめ
ネギのアブラムシ対策方法としては、薬剤を使用したり、定期的な除草などが効果的ですね。
大切な植物をアブラムシから守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。