「アブラムシ」は家庭菜園やガーデニングをしている人にとっては悩みの種になる害虫です。
アブラムシを大切に育てている植物に寄せ付けないようにしたくても、具体的な方法がわからないと困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、
- アブラムシを寄せ付けない方法とは?
- アブラムシ駆除で簡単な方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
アブラムシを寄せ付けない方法とは?
1・光を利用する
アブラムシは光の反射物を嫌う習性があります。
この習性を利用することで、植物にアブラムシを寄せ付けないようにすることができます。
具体的な方法としては、市販のシルバーポリフィルムや使い捨てにできるCDなどを植物の近くに設置するやり方になります。
また、アルミホイルで植物の株元を囲むことで、光を葉の裏側などに当てて、アブラムシ対策とすることもできます。
こちらの方法は、植物がプランターや植木鉢を使って育成しているの時に役立つかと思います。
2・防虫ネットで植物を囲う
管理している植物の規模が小さいものであれば、防虫ネットで植物を囲うことが効果的です。
防虫ネットによってアブラムシの成虫が植物に取り付くことを予防することで、卵を産みつかせず、大量発生を防ぐことができるわけですね。
目合い0.75mm㎜~0.8mmの防虫ネットであれば、アブラムシを寄せ付けないために効果があるとされています。
葉物野菜など、アブラムシによる被害が拡大しやすい植物におすすめです。
注意点としては、防虫ネットの設置によって風通しが悪くなるため、病気が発生する恐れがあることです。
定期的に植物の様子を観察して、異常が発生していないかをチェックすることをおすすめします。
3・黄色い色を利用する
アブラムシには、上記の光を嫌う習性以外にも、黄色に集まるという習性があります。
この習性を利用することで、アブラムシが植物に取り付くことを予防する方法になります。
例えば、植物がある場所の近くに黄色いテープを吊り下げておいたり、市販の黄色い虫捕りシートを設置するなどです。
駆除薬剤の散布とは違い、健康への影響やアブラムシ以外の昆虫に被害が生じにくいのが良い点ですね。
つまり、アブラムシをエサとして食べるてんとう虫などは無事に生きることができるわけです。
ただ、この方法は定期的にテープや虫捕りシートを交換・掃除するなどの手間が発生することに注意をしてください。
4・こまめに除草を行う
育成している植物の周囲に雑草が生い茂っていると、そこからアブラムシが移動してくる可能性があります。
こういった雑草はムカデなど、アブラムシ以外の害虫の住居にもなる可能性があるため、定期的に除草を行うことをおすすめします。
逆に、アブラムシはハーブ類は大の苦手であるため、セージやマリーゴールドなどを植えることでアブラムシ避けとすることができます。
アブラムシ駆除で簡単な方法とは?
1・薬剤を使用する
アブラムシ対策としてまず挙げられるのが、駆除効果のある薬剤を使用することです。
アブラムシは繁殖力が高いため、確実に大量のアブラムシを駆除することを考えると、薬剤の仕様が最も効率的でしょう。
金銭的な負担がありますが、駆除・防虫効果が非常に高く、作業の負担もあまり大きくないのが特徴ですね。
ただ、植物の種類や成長の過程によって使える薬剤が異なる可能性があるので、薬剤を使う前に、必ず使用方法などの確認するようにしてください。
また、注意点としては、薬剤の使用はアブラムシの天敵となる益虫を殺してしまう可能性があることです。
薬剤を使用した結果的、アブラムシの被害が増えてしまっては本末転倒ですから、そこには注意をしておきましょう。
2・牛乳スプレーを使う
アブラムシに牛乳を吹きつけ、牛乳の膜でアブラムシを窒息させて駆除する方法です。
やり方は簡単で、まず水で薄めた牛乳を霧吹きなどに入れて、それをアブラムシにスプレーしていきます。
次に、スプレーを噴霧した植物を、日当たりや風通しの良いところに数時間おいて乾燥させます。
牛乳の膜によってアブラムシが窒息死したところで、植物に水をまいて牛乳をしっかり洗い流せば駆除完了です。
この駆除方法の注意点としては、植物についている牛乳をしっかりと洗い流すことですね。
もし、牛乳の洗い残しがあると、悪臭や腐敗、雑菌の繁殖などの原因となるため、植物に害を与えてしまうからです。
3・石鹸水スプレーを使う
上記の牛乳の代わりに、石鹸水を使うことでもアブラムシを駆除することができます。
その際は、植物への影響を考えて、石鹸は無香料・無着色の添加物が入っていないものを使うことをおすすめします。
アブラムシに対してスプレーした後は、牛乳の時と同様に水で洗い流すようにしてください。
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アブラムシに関するその他の情報
アブラムシが野菜についている時の落とし方とは?食べるとどうなる?
まとめ
アブラムシを寄せ付けない方法と駆除の2つのやり方を用いて、大切な植物を守ってあげたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。