アブラムシに牛乳はなぜ効くのか?駆除スプレーの作り方は? | ごろん小路。

アブラムシに牛乳はなぜ効くのか?駆除スプレーの作り方は?

「アブラムシ」は植物に害を与える迷惑な害虫です。

そんなアブラムシですが、その駆除に牛乳が便利だという話を聞くことがあります。

しかし、アブラムシに牛乳がなぜ効くのか、よくわかりませんよね。

そこで今回の記事では、

  • アブラムシに牛乳はなぜ効くのか?
  • アブラムシ駆除用の牛乳スプレーの作り方とは?

これらの情報をまとめてみました。

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アブラムシに牛乳はなぜ効くのか?

まず、当然ですが牛乳そのものにアブラムシを殺虫する効果はありません。

では、アブラムシに対してなぜ牛乳が駆除効果を発揮するのかというと、牛乳が乾く際に固まる性質を利用しているからです。

アブラムシに牛乳が付着すると、牛乳のタンパク質がアブラムシの気孔(呼吸のための器官)を塞ぎ、牛乳が乾いていく時に縮むことで窒息させることができるからです。

そのため、植物についているアブラムシに、牛乳をスプレーなどで噴霧してやれば、上記の作用で駆除が可能になるわけですね。

ただ、牛乳を利用したアブラムシ駆除には注意すべきポイントがあります。

それは、植物に付着した牛乳をしっかりと洗い流すことです。

牛乳の洗い残しがあると、悪臭や腐敗、雑菌の繁殖などの原因となるため、植物に害を与えてしまうからですね。


次に、実際にアブラムシを牛乳で駆除する際のポイントについてです。

牛乳が乾燥することでアブラムシを駆除するという工程があるので、植物の水やりを控えて乾燥させておくようにしましょう。

次に、牛乳スプレーを噴霧した植物を日当たりや風通しの良いところに数時間おいて、牛乳が固まるようにしっかりと乾燥させるようにしてください。

例えば、天気が悪い日に牛乳スプレーを使うと、植物に付着した牛乳がいつまでも乾かず不衛生になるので注意をする必要があります。

とくに、植物の葉の裏側などにいるアブラムシに対して噴霧した牛乳は乾きにくいですからね。

また、スプレーする植物の鉢植えやプランターがベランダなどにある場合、周囲を牛乳で汚さないために駆除作業前に鉢の下に新聞をひいておくなどすると掃除が楽になります。

もちろん、運びやすい鉢植えやプランターであれば、掃除がしやすい場所へ移動させてから駆除作業をすることもできるでしょう。

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アブラムシ駆除用の牛乳スプレーの作り方とは?

アブラムシ駆除用の牛乳スプレーの作り方は、以下のような手順になります。

1・百貨店などで販売されているスプレー容器を用意する
2・牛乳をスプレー容器に入れる
3・牛乳が入ったスプレー容器に水を入れて薄める
4・完成!

以上です。

アブラムシ駆除に使用する牛乳を薄めるかどうかは、使用する環境を考慮しておくことをおすすめします。

例えば、牛乳を水で薄めると固まりにくくなるため、「アブラムシを確実に駆除したい!」という場合は薄めない方が良いでしょう。

ただ、牛乳を薄めておくと、後で植物に付着した牛乳を洗い流す作業が楽になります。

また、牛乳によるアブラムシの駆除は、薬剤を使用した場合と比較すると、生き残るアブラムシが多くなることに注意をしておきましょう。

さすがに殺虫効果のある薬剤ほどの駆除効果は期待できないというわけですね。

もしも、アブラムシが大量発生している場合は、牛乳ではなく薬剤を使用した駆除作業を行うことを検討した方が良いかと思います。

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まとめ

大切に育てている植物を守るために、牛乳スプレーでアブラムシを駆除してしまいましょう。

そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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