毎年8月・9月にかけて台風が日本へ上陸してきます。
強風と豪雨による被害がニュースによく取り上げられていますよね。
そんな台風による被害ですが、サッシ(窓枠)まわりから雨漏りが発生することをご存知でしょうか?
「強風で窓の隙間から雨が吹き込んだんじゃないの?」と思われる方が多いかもしれませんが、くわしい原因についてはよくわからないですよね。
雨漏りが発生するとカーテンや床などが汚れて後始末が大変です。
台風は毎年のようにやってくるので、しっかりとした対策を立てておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 台風時にサッシが雨漏りする原因とは?
- 台風時にサッシが雨漏りする際の対策について
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
台風時にサッシが雨漏りする原因とは?
台風時に起こるサッシからの雨漏りには様々な原因があります。
すぐに気づくようなものから、一見しただけではわからないものまであるので、注意が必要です。
それでは、主要な雨漏りの原因をご紹介させていただきます。
コーキング(シーリングとも)とは、建物の気密性や防水性を保持するために、窓枠と外壁の間の穴埋めに使われるものです。
このコーキング部分の破損や劣化などが原因で雨漏りが発生することがあります。
コーキングは施工から5~10年程度の時間が経過すると、紫外線などにより徐々に劣化が始まります。
それ以外にも、地震などの災害が原因でコーキング部分が破損してしまうことも考えられます。
こうしてコーキング部分が劣化・破損してしまうと、その部分から雨水が染み込み雨漏りに繋がってしまうわけですね。
地震などにより家の外壁にヒビが入っていると、その部分から雨水が染み込み雨漏りに繋がってしまうことがあります。
このヒビは大きいものは当然として、1cm未満の小さいものでも雨漏りの原因になることがあるので油断できません。
特に台風時は強風が伴うため、普段は問題ない部分のヒビでも風で雨が吹き付けられると、その箇所から雨漏りが発生することがあります。
また、サッシまわりの外壁以外にもその遥か上にあるヒビから浸水し、その水が壁の中をつたってサッシまわりで雨漏りとなって現れるという場合もあります。
通常、こういった部分は雨水への対策が成されており、雨漏りが発生することはありません。
しかし、台風による強風で雨が吹き付けられることにより、勾配などを越えて雨水が侵入してくることがあります。
また、コーキング部分の劣化や破損も起こり得る箇所でもありますので、注意が必要です。
台風による雨は通常のものとは違い、強風により真横から吹き付けることもあります。
そのため、引違いサッシの境目からの浸水が起こることがあります。
部屋の中から一見すると、ポタポタと水が垂れているだけなのでわかりにくいかと思いますが、雨が横から吹き付けられた結果というわけですね。
台風時にサッシが雨漏りする際の対策について
応急処置としては、雑巾などで浸水を防ぐなどの手段がありますが、根本的な解決にはなりません。
雨漏りというのは、何が原因で起こっているかを突き止め、それに対する処置を行う必要があるからです。
しかし、素人では何が雨漏りの原因なのかの判断が難しいかと思います。
そこで、「雨漏り調査」を業者に依頼すると良いでしょう。
雨漏り調査とは、様々な方法で雨漏りの原因を特定する調査を行うことです。
こういった調査を行っている業者は一定数存在するため、比較して自分に合ったものを探すようにしましょう。
また、事前に業者の方に電話相談をして、料金や調査方法などをくわしく聞いておくと良いでしょう。
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まとめ
台風による雨漏りは本当に嫌ですよね。
酷い場合は、その周辺が酷く傷んでしまうことも珍しくありません。
こういった事態避けるためにも、この記事がお役に立てれば幸いです。