蚊に刺されるとかゆいのはなぜなのか?かゆみへの対処方法もくわしく紹介 | ごろん小路。

蚊に刺されるとかゆいのはなぜなのか?かゆみへの対処方法もくわしく紹介

蚊に刺されてかゆい!

夏になり暑くなってくると、蚊が活発に動き回り不快な思いをする機会が増えてしまいます。

蚊に刺されるとその部分がかゆくなって非常に不快です。

しかし、蚊に刺されるとなぜかゆくなるのか、よくわかりませんよね。

蚊に刺されたことによるかゆみへの対処方法も、しっかりと把握しておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • 蚊に刺されるとかゆいのはなぜなのか?
  • 蚊によるかゆみへの対処方法とは?

これらのことをお伝えさせていただきます。

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蚊に刺されるとかゆいのはなぜなのか?

これはズバリ、アレルギー性の皮膚炎によるものです。

どういうことかと言うと、蚊は人間から血液を吸う時、皮膚に自分の唾液を注入します。

蚊の唾液には、痛みを感じさせないようにする麻酔作用、スムーズに血を吸うために血が固まりにくくする作用などをもつ成分が含まれています。

これらの作用により、その部分の皮膚を蚊が刺すことによる痛みを感じさせず、獲物が暴れることなどを防ぐことが出来ます。

そして、この唾液は人間の体内に入ると、蚊に血を吸われた部分の皮膚がアレルギー反応を起こします。

結果、その部分にアレルギー性の皮膚炎が起きることに繋がるわけですね。

また、蚊の唾液によって引き起こされるアレルギー反応には2種類あり、「即時型反応」と「遅延型反応」があります。

蚊に刺された時のかゆみの種類について

蚊の唾液によって引き起こされるアレルギー反応には「即時型反応」と「遅延型反応」の2種類があります。

まず「即時型反応」は、主に青年期以降の大人に多く見られる症状であり、「蚊に刺されてかゆい」という場合はほぼこちらの症状になるでしょう。

蚊が血液を吸うときに皮膚へ注入する唾液に対して、人の体はヒスタミンと呼ばれる物質を分泌します。

このヒスタミンの反応がかゆみになるわけです。

具体的な症状としては、蚊に刺された直後からかゆみや痛み、皮膚の炎症などが現れ、それらの症状が数時間程度で治まるというものです。


次の「遅延型反応」は、主に赤ちゃんや子ども(幼児)に現れる症状になります。

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されると、刺された1日~2日後にかゆみなどの症状が現れます。

個人差もありますが、1週間から2週間継続的にぶり返すことがあり、長い期間に渡り症状に悩まされます。

「即時型反応」の場合はヒスタミンがかゆみの原因ですが、「遅延型反応」の場合は決定的なものは不明です。

また、幼児~青年期にかけては「即時型反応」と「遅延型反応」の両方の症状が現れることがあります。

具体的には、まず即時型反応の症状が現れ、その後に遅延型反応が出るという形になります。

蚊によるかゆみへの対処方法とは?

これには大きく分けて2種類の方法があります。

つまり、薬剤を使うか使わないかですね。

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蚊によるかゆみへの対処方法:薬を使う場合

蚊に刺された場合、市販されている塗り薬を使う場合がありますが、前章にある「即時型反応」と「遅延型反応」では使用すべき塗り薬の種類がことなります。

つまり、

1・「即時型反応」……抗ヒスタミン剤主体の塗り薬。
2・「遅延型反応」……ステロイド外用剤の塗り薬。

以上になります。

また、「即時型反応」と「遅延型反応」の両方の症状が現れる場合は、「即時型反応」の症状が治まった後にステロイド外用剤の塗り薬を使用すると良いでしょう。

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蚊によるかゆみへの対処方法:薬を使わない場合

こちらは塗り薬などの薬剤を使わない対処方法をまとめてあります。

また、基本的に「即時型反応」の症状への対処方法となります。


1・患部に熱を当てる
お湯やドライヤーの熱風を使って患部に熱を当てる方法になります。

蚊の唾液は50℃ほどのお湯をかけることで、その熱によりある程度分解することが出来ます。

そして、「即時型反応」のかゆみの原因であるヒスタミンは蚊の唾液に反応するため、それを分解することでかゆみを抑える効果が期待できます。


2・酢やアルカリ性の石鹸などで患部を洗う
蚊に刺された場所は、蚊の唾液により弱酸性となっています。

そのため、蚊に刺された直後に酢やアルカリ性の石鹸で患部を洗うことにより、炎症を抑えたり蚊の唾液成分を弱めることが出来ます。

ただ、石鹸などを使用する場合は、それがアルカリ性であるかどうかを確認してから使用するようにしましょう。


3・患部を冷やす
蚊に刺されたことによるかゆみや痛みは、アレルギー性の皮膚炎によるものです。

そのため、患部を冷水などで冷やすことにより、皮膚の炎症を抑えることが出来ます。

上記にある「患部に熱を当てる」の方法とは逆の方法ですが、こちらでも効果があります。

ただし、患部を冷やすことによるかゆみや痛みの抑制は一時的なものです。

この方法でかゆみを抑えた後は、他の手段を使って対処するようにしましょう。

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まとめ

蚊に刺されてかゆみや痛みといった症状が現れると、本当に不愉快ですよね。

そんな状態をすばやく改善するためにも、この記事がお役に立てれば幸いです。

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