ふと足元や台所を見ると蟻が歩いているのを見ることがありませんか?
人が多く出入りする場所ならともかく、家の中で出くわすと”ぎょっ”としますよね!
実は、平屋に限らず高層ビルなどに住んでいても、蟻が家の中にどこからか入ってくることがあります。
一匹だけなら服について入ったのだろうかと予想できますが、これが複数匹になり定期的に現れるようになると明らかな異常事態です。
しかし、具体的な対処方法を考えると、どうすれば良いのかわからなくなる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
- 蟻は家の中にどこから入ってくるのか?
- 蟻を家の中で退治する時の効率的な方法
- 蟻を家の中へ侵入させないためには
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
蟻は家の中にどこから入ってくるのか?
これは様々なものが考えられます。
家の中に入ってくる蟻は身体が小さい(2mm前後)ため、ちょっとした隙間から家の中へ入ってきます。
家の外から入ってくる場合は、外へ出るための扉の四方や窓のサッシの隙間などが挙げられます。
また、蟻の種類によっては土の中に巣を作らなくても良いものも存在し、壁の隙間やコンクリートの亀裂などに巣を作ることがあります。
他にも、外に置いておいた植木鉢に巣を作ることもあり、その植木鉢を何らかの理由で家の中へ移動させることにより蟻が家の中へ入っていきます。
高層ビルなどで蟻が家の中に入ってくることがありますが、その場合はほぼこれが原因だと考えていいでしょう。
蟻を家の中で退治する時の効率的な方法
蟻一匹程度ならティッシュで潰してゴミ箱に捨てるだけで良いですが、定期的に現れる蟻を退治するためには根本的な駆除が必要になります。
つまり巣を丸ごと退治する必要があるわけですね。
そこでまずは蟻の動きに注目してください。
蟻は基本的に一度通った場所をまた通る習性があります。
蟻の動きを観察し、蟻がどこへ帰っていくかを知ることが出来れば巣を見つけることが出来ます。
巣を見つけることが出来れば、薬剤を使い退治しましょう。
そこでおすすめなのが、液剤・粉剤・スプレー・毒餌の薬剤です。
それぞれの特徴を下記にまとめてみました。
液剤
平面にある巣を退治する際に役に立ちます。
また、液体であるため薬剤を吸い込んだりすることも起こりにくく、扱いやすいです。
粉剤
長期間に渡り効果が期待できます。
あらかじめ、家の周りに撒いておくことで蟻の侵入を防止できるものもあります。
スプレー
コンクリートの亀裂や壁の隙間などのように、非常にせまい場所への噴霧が可能です。
手が届かないような場所に巣がある際に役に立つでしょう。
毒餌
巣が発見できない場合には毒餌を使うと良いでしょう。
ただし、毒餌は蟻の好みによっては見向きもされないこともありますし、相性が悪いとまったく効果がないこともあります。
毒餌を置いても蟻の出現頻度が下がらない場合は、薬剤が効いていない可能性がありますので、その場合は他の種類の毒餌を使うようにしましょう。
ちなみに、筆者は熱湯を使い蟻の巣を退治していたことがありましたが、熱湯では蟻全体をうまく退治できませんでした。
一度退治してもすぐ巣を同じ場所に作られてしまったこともあります。
蟻の巣を退治する際は、基本的には薬剤を使用したほうが効果的だと思います。
蟻を家の中へ侵入させないためには
これは大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は家の中にある蟻の食べ物を掃除して無くすことです。
蟻の食べ物というのは、「クッキーのかけら」「飛び散った油」「生ゴミ」などになります。
外で活動する蟻のほとんどは食べ物を求めて活動しています。
そのため、家の中に恒常的に食べ物が存在すると、次々と蟻を呼び込むことになるので早急に掃除して綺麗にしましょう。
ゴミ箱などは蓋付きのものを使用した方が良いと思います。
2つ目は蟻の蟻酸を消すことです。
蟻は食べ物を発見した際に、お尻から蟻酸(ぎさん)と呼ばれる臭いを残していきます。
この臭いは他の蟻に食べ物がここにあることを知らせる役割があり、この蟻酸がある限り次々と蟻が集まってくることになります。
そのため、蟻が通った場所や侵入口をアルコールスプレーやミント水、ハッカ水などの蟻が嫌う臭いをもつ液体で拭きましょう。
蟻そのものを退治することも必要ですが、蟻が家の中に入ってくる環境そのものを改善することが重要です。
アリに関するその他の情報
アリに関するその他の情報は、以下の記事にまとめてあります。
アリの駆除で室内に赤ちゃんがいる場合の対処方法はこれ!くわしく紹介
アリが室内に巣を作った時の駆除方法はこれ!必要な道具もくわしく紹介
蟻の巣が家の周囲にある時の駆除方法はこれ!コンクリートの場合も紹介
まとめ
一度、蟻が家の中に入ってくるようになった場合、退治するのは本当に大変ですよね。
あなたの快適な生活のために、この記事がお役に立てれば幸いです。