「落雷」によってパソコンが故障することがあります。
パソコンを仕事や趣味で使用している方の場合、突然の故障には本当に困ってしまいます。
しかし、パソコンが何故落雷で故障してしまうのか、原因がわからないと対策が講じにくいですよね。
そこで今回の記事では、
- 落雷でパソコンが故障する原因はこれ!
- 落雷からパソコンを守る対策方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
落雷でパソコンが故障する原因はこれ!
1・停電による強制シャットダウン
落雷の影響によって停電になってしまうと、当然ですが、パソコンはシャットダウンしてしまいます。
この正規の方法ではないイレギュラーなシャットダウンが発生すると、作業中のデータの消失はもちろん、ハードディスクが損傷してしまう可能性があります。
ハードディスクが損傷してしまうと、パソコンが正常に起動しなくなるなどの症状が現れ、故障へと繋がるわけですね。
また、ハードディスクに保管されていたデータが失われてしまう可能性も高いため、重要なデータは定期的にバックアップをしておくようにしましょう。
ちなみに、最近ではクラウドストレージサービスなどを利用することで、データのバックアップをするための敷居が低くなっています。
必要であれば、これらのサービスを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。
2・雷サージ
「雷サージ(かみなりサージ、らいサージ)」とは、落雷発生時に、電線などの高い所にあるものに瞬間的に生じる「有害な過電圧や過電流」のことを指しています。
この雷サージには、大きく分けて3種類のものがあり、それぞれ、
2・誘導雷……落雷発生時に、周辺にある電線・電話線・アンテナなどに発生する大きな電圧が誘導電流を起こすことで生じる
3・逆流雷(侵入雷)……避雷針や地面などへの直撃雷が地面を伝い、アース線から建物へと逆流すること
以上のような特徴があります。
そして、この雷サージが発生すると、パソコンに致命的な悪影響を与える可能性があるわけですね。
例えば、直撃雷であればパソコン以外にも、家のそのものが大きく破損することも考えられますし、誘導雷や逆流雷であれば、侵入してきた雷によってパソコンのパーツが破壊されることが起こります。
また、雷サージはパソコン以外の家電製品も被害を受ける可能性があることに注意をしておきましょう。
落雷からパソコンを守る対策方法とは?
1・定期的にバックアップをとる
落雷のトラブルはハードディスクへ悪影響を与えることもあり、ハードディスクが破損する危険があります。
そのため、定期的にバックアップをとって、大切なデータを守るようにしましょう。
前章にあるように、最近ではクラウドストレージサービスなどが簡単に利用できるようになっているため、これらを活用すると便利です。
また、外付けHDDを別途用意して、そちらにデータをコピーするという方法もおすすめです。
注意点としては、USBメモリにバックアップのデータを保管することはやめておいた方が無難です。
USBメモリは小型で扱いやすいのですが、紛失や静電気などによる破損などが発生しやすいため、データバックアップ保存先として用いる場合には注意が必要になるからです。
2・電源プラグをコンセントから抜く
雷サージからパソコンを守る場合は、電源プラグをコンセントから抜くことが非常に効果的です。
一般的に雷サージは家庭内の電気の配線を通り、電源ケーブルを伝わってパソコン内部に侵入するとされているので、その通路を遮断できるわけですからね。
注意点としては、雷サージはパソコンの電源のオンオフに関係なく発生する点です。
雷サージからパソコンを守りたい場合は、電源プラグをコンセントから抜くことを忘れないようにしましょう。
また、LANケーブルからも雷サージが発生する可能性があるので、こちらも予め抜いておくか、無線LANを活用すると良いでしょう。
3・雷サージ対応の電源タップを活用する
パソコンを使用する場合、電源タップを活用することが多いかと思いますが、この電源タップには雷サージに対応した機能をもっている製品があります。
雷サージ対応であれば、誘導雷などからの被害を食い止めることが可能になります。
雷サージ非対応の製品と大きく価格差がないことも良い点ですね。
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まとめ
落雷によるパソコンの故障は本当に怖いですよね。
そんな落雷からパソコンを守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。