「落雷」は人の命を奪うこともある怖い災害です。
しかし、落雷がいつ発生するか、その前兆となる現象がわからないと、避難なども行いにくいですよね。
そこで今回の記事では、
- 落雷発生の前兆はこれ!
- 落雷からの避難方法はこのやり方で!
これらのことをお伝えさせていただきます。
落雷発生の前兆はこれ!
落雷が発生するためには、その発生源となる雷雲が近くにある必要があります。
つまり、雷雲が近づく際に見られる前兆を知っておけば、落雷発生の前兆を知ることができるわけですね。
具体的な前兆現象としては、
2・真っ黒な雲に覆われる
3・冷たい風が吹く
4・急に強い雨が降り出す
以上です。
これらの現象が屋外にいる時に発生した場合は、すぐに安全な場所に避難してください。
落雷からの避難方法はこのやり方で!
1・「保護範囲」を利用する避難方法
落雷がすぐに発生する可能性がある場合に、自動車や建造物の中へ避難することが難しい時は、「保護範囲」を利用する避難方法が有効です。
「保護範囲」を利用する避難方法とは、電柱などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4メートル以上離れたところに避難する行為のことです。
注意点としては、高い物体が立ち木の場合は、4メートル程度の距離でも雷による側撃を受ける危険性があるため、とにかく近寄らないようにしてください。
落雷による死亡原因において、木の下の雨宿りが2番目に多いことからも明確です。
気象庁:雷から身を守るには
2・建物の中に避難する
落雷を回避するために最も有効な方法は、建物の中に避難することになります。
特に、鉄筋コンクリート建築の大きな建物が安全ですね。
注意点としては、建物に落雷が発生すると、雷の電気は外壁を伝って人間に襲いかかってくる可能性があることです。
そのため、建物の内部ではなく、建物の軒下などで雨宿りをしていると、落雷の被害を受ける危険があります。
雷による側撃を避けるために、建物の天井や壁から1メートル以上離れた場所にいるようにしてください。
3・自動車の中に避難する
自動車の中は十分に安全な空間であると言えます。
キャンプ・登山・海水浴場のように、周辺に建物がない場合は、自動車の中へ避難をすることをおすすめします。
また、自分が自動車を所有していなくても、バスや電車の中へ避難することでも同様に安全を確保することが出来ます。
逆に、自転車・オートバイは動く避雷針と同じ状態になってしまうため、落雷が発生しそうな状態では、これらから距離を取るようにしてください。
4・雷しゃがみを行う
落雷が発生する状況で、自分の周囲に避難できる建物や自動車がない場合、雷しゃがみを行うことが有効です。
雷しゃがみとは、以下のようなポーズを取ることで落雷による被害を回避することです。
2・両足のかかと同士をつける
3・そのまま爪先立ちをする
4・両手で耳を塞ぐ
以上です。
両足のかかと同士をつけることで、万一にも雷が地面から足へと入ってきても、片足から反対側の足へ雷を流し、地面へと返すことができます。
この姿勢だと、電気が上半身側まで流れてくることを防ぐこともできるため、命を守ることにも繋がります。
また、爪先立ちをするのは、身体と地面の接地面をなるべく少なくするために行います。
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まとめ
落雷は人命を奪うこともある怖い災害です。
そんな落雷に対しては正しい方法で避難を行い、自分の命を守れるようにしたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。