シロアリとはどんな害虫なのか?活動時期や自分で予防できるのかも紹介 | ごろん小路。

シロアリとはどんな害虫なのか?活動時期や自分で予防できるのかも紹介

「シロアリ」は大切な家を破壊する最悪の害虫です。

そんなシロアリですが、シロアリ予防のためには正しい知識が必要になります。

例えば、シロアリがどんな害虫なのか、活動時期や予防方法などですね。

そこで今回の記事では、

  • シロアリとはどんな害虫なのか?
  • シロアリの活動時期はここ!
  • シロアリ予防は自分でできるのか?

これらのことをお伝えさせていただきます。

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シロアリとはどんな害虫なのか?

「シロアリ」は、アリと名前にありますが実はゴキブリの仲間です。

日本にいる一般的なアリは女王を中心とした昆虫であるのに対し、シロアリは女王と王のペアを中心とした昆虫という違いもあります。

シロアリのコロニーがある程度大きくなると、ニンフという階級のアリが誕生します。

このニンフはやがて羽アリとなって一斉に巣の外へと飛び立って行きます。

シロアリの羽アリを目撃することが多いですが、こういったサイクルがあるわけですね。

そして、外へ飛び立った羽アリは着地すると羽を落とし、雄と雌が新たにツガイとなって新しいコロニーを作り繁殖します。

日本では家屋に被害を及ぼすシロアリは5種類が確認されています、主要なのはヤマトシロアリとイエシロアリですね。

中でもヤマトシロアリが多く、被害の8~9割を占めています。


次に、シロアリの特徴として忘れてはならないのが「家屋への被害」についてです。

家屋に被害をもたらすことが多いヤマトシロアリとイエシロアリには微妙な違いあり、それぞれ、

1・ヤマトシロアリ
北海道北部を除く、日本全国に生息。山や林の朽ち木や、庭や家の土台のあたりの湿って腐りかけた木材などを食べて繁殖します。あまり食欲は旺盛ではないので、家屋への被害が緩慢であり、浴室や湿気の高い床下などといった家屋の下部に被害が集中します。
巣の規模としては、数万匹の規模が多いです。


2・イエシロアリ
千葉県以西の温暖な沿岸地域に生息。屋根裏・床下・土中などで大きな巣を作り、そこを拠点に長い地下道を作って地下から家屋へ侵入します。繁殖力が非常に強く、古材よりも新材を好み、食欲旺盛で家屋への被害が急激に進行するため、被害が家屋全体に及んで家が倒壊する可能性もあります。
巣の規模としては、最低でも5万匹、大きいもので100万匹と膨大です。

以上です。

駆除方法もこれらの特徴に応じて変える必要があり、例えば、イエシロアリは目先のシロアリを駆除するだけでなく、地下などにある巣も駆除する必要があるわけです。

また、イエシロアリの場合は家屋への被害が加速度的に広がるため、早急に対策を講じる必要があります。

ちなみに、ヤマトシロアリとイエシロアリの写真などは、以下のサイトに掲載されています。

イエシロアリの特徴を徹底解説|ヤマトシロアリとの違いは?

シロアリの活動時期はここ!

シロアリの活動時期は、実のところ1年中になります。

厳密には、気温が6℃以下では活動しなくなると言われていますが、近年の地球温暖化や住宅の気密性・断熱性能の向上により、活動時間が長くなる傾向が見られます。

例えば、床暖房などで常に暖かい部屋や毎日暖められる浴室などでは、シロアリが特に活発に活動すると言えるでしょう。

また、シロアリの羽アリが飛翔する時期にも違いがあります。
それぞれ、

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1・ヤマトシロアリ……4月~5月、昼間に羽アリが出てくる
2・イエシロアリ……6月~7月、夕方から夜にかけて・街灯・電灯に集まる

以上です。

ちなみに、シロアリの羽アリが確認されたら、すぐに駆除業者へ相談して対処するようにしましょう。

何故かと言うと、家から羽アリが大量に飛び出したということは、以前からシロアリ被害が家屋などに発生しており、新たな巣を作らなければならないほど、巣にたくさんのシロアリが繁殖したということだからです。

そして、飛翔した羽アリは、巣の中にいるシロアリのわずか1~3%にしか過ぎないため、放置したままでは家屋への被害が致命的なものなる危険があります。

シロアリ予防は自分でできるのか?

結論から言えば、シロアリ予防は自力である程度行うことが可能です。

具体的な方法としては、

1・シロアリのエサとなる木材の撤去
2・床下など基礎周りの通気性と日当たりを良くする
3・家屋の周囲に物を置かない

以上です。

1番目の「シロアリのエサとなる木材の撤去」はわかりやすいですね。

廃材・切り株・ダンボールといった、シロアリが住み着く原因となる木材を撤去することです。

シロアリは羽アリが巣から旅立ち、他の場所にコロニーを築くのですが、羽アリがそのまま家屋に居着くことは極々稀です。

では何処に住み着くかと言うと、上記のような木材になるわけですね。

そのため、不要な木材は可能な限り取り除くことがシロアリ予防へと繋がります。

2番目の「床下など基礎周りの通気性と日当たりを良くする」は、シロアリが湿度がある環境を好むことが理由です。

シロアリを寄せ付けないためには、建物の基礎まわりの風通しと日当たりをよくして、シロアリが好まない床下の環境を作り、維持することが重要になります。

庭の雑草を取り除いたり、調湿材を利用するなどして湿度を調整するようにすると良いでしょう。

最後の「家屋の周囲に物を置かない」というのは、1・2番目の条件をクリアすると自然とそうなるからです。

シロアリのエサとなる物を家の周囲から取り除き、基礎部分の湿度を調整するためには、家屋の周囲に物が散乱していると難しいからですね。

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まとめ

シロアリは家屋に致命的なダメージを与える危険がある怖い害虫です。

そんなシロアリから家屋を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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