「ツバメの巣から雛が落ちてる!?」
自宅にツバメの巣があると、こういった場面に出くわすことがあります。
どうにかしてあげたいけどツバメの雛に接したこともなければ知識も無い、という方がほとんどかと思います。
そもそも、ツバメの雛を人間が保護して良いのかもわからないことがほとんどです。
そこで今回の記事では、
- ツバメの雛を保護しても大丈夫?
- ツバメの雛が巣から落ちることへの対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ツバメの雛を保護しても大丈夫?
結論から言えば、巣から落ちたツバメの雛を何も考えずに保護することはやめておきましょう。
というのも、よかれと思ってどこにも報告せずにツバメの雛を保護してしまうと 法律違反になってしまうからです。
そのため、ツバメの雛を保護したい場合、まずはお住まいの都道府県の鳥獣保護担当部署などの自治体などに連絡を入れて、ツバメの雛を保護をするための許可をもらう必要があります。
ツバメの雛が怪我をしているなどの状況であれば、保護の許可が出る可能性があります。
逆に、ツバメの雛が怪我をしていない、病気のように見えないといった場合は、保護ではなく雛の様子を観察するようにしてください。
巣立ちした直後のツバメの雛であれば、飛行の練習中に失敗して巣から落ちることがあるからです。
この場合なら、近くにいる親が助けに来る可能性がありますので、しばらく様子を見てあげるようにしてください。
そして、親鳥が助けに来ないようであれば、雛を巣に戻すことを考えると良いでしょう。
「人間の匂いが付いた雛は育てない」という話を聞くことがありますが、これは俗説ですので気にする必要はありません。
また、落ちた雛を巣に戻すタイミングは親鳥の居ない時の方が良いです。
親鳥が人間を警戒して巣に近寄らなくなっては本末転倒ですからね。
ツバメの雛が巣から落ちることへの対処方法とは?
ツバメの雛が巣から落ちることへの対処方法としては、元々ある巣の近くに新しく簡易巣を設置するというやり方があります。
ツバメの雛が巣から落ちる原因として、雛同士の押し合いが酷かったり、単純に巣が小さいためであることが挙げられるからです。
そのため、別の巣を人間の手で設置してあげることで、雛が巣から落ちないようにすることができます。
簡易巣を作る方法は、
2・密閉性が高い容器はそこに湿気を逃がすための穴をあける
3・紐やガムテープなどを使って元の巣の近くに容器を固定
4・藁クズや新聞紙を混ぜたものを容器の底に敷き詰める
以上です。
親鳥が雛を見捨てていなければ、簡易巣の中の雛にもエサを与えるようになります。
また、簡易巣を設置する際の注意点としては、猫が蛇が到達できそうな場所は避けることです。
簡易巣を設置する場所の高さが十分でなかったり、近くに足場になるようなものがある場所は避けた方が良いでしょう。
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まとめ
巣から落ちているツバメの雛を見かけても、すぐに保護することはやめておいた方が無難です。
保護する際は、お住まいの都道府県の鳥獣保護担当部署などの自治体などに連絡を入れることを忘れないようにしましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。