「ツバメの雛が巣から落ちてる!?」
家にツバメの巣があると、このような場面に遭遇することがあります。
しかし、ツバメの雛が巣から落ちる原因は何なのか、巣から落ちた雛を元に戻すことは大丈夫なのかと疑問がありますよね。
そこで今回の記事では、
- ツバメの雛が巣から落ちる原因とは?
- ツバメの雛が巣から落ちてるのを戻すのは大丈夫?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ツバメの雛が巣から落ちる原因とは?
1・エサの取り合い
親ツバメは雛に対して平等にエサを与えるようにしていますが、雛はそんなことに頓着しません。
親から与えられるエサを求めて雛同士が押し合いをしたり、勢い余って飛び出ることになります。
その結果、端にいた雛が巣から落ちてしまうことがあるわけですね。
あるいは、雛の数に対して巣の大きさが小さいと、それだけ雛が巣から落ちやすいと言えるでしょう。
2・他の鳥に落とされた
ツバメの雛を他の鳥が落とすことがあります。
多くの場合、それはスズメか他のツバメによるものになります。
これはどういうことかというと、その巣を奪ったり、自分の巣を作るための材料集めの一環として雛を落としてしまうわけです。
当然ですが、雛は他の鳥と比べると弱い存在であるため、攻撃を受けてそのまま巣から落とされる可能性があります。
もちろん、親鳥が守ろうとするかと思いますが、その防御が常に間に合うかはわかりませんからね。
3・ツバメの雛が病気だった
ツバメの雛が病気だったり、大量のダニが付いているような雛であると、親鳥が巣から落とすことがあります。
これが原因である場合はどうしようもないことが珍しくありません。
あるいは、巣の中ですでに死んでいた雛を落とすこともあります。
4・飛行の練習中
巣立ちした直後の雛であれば、飛行の練習中に失敗して落ちてしまうことがあります。
この場合なら、近くにいる親が助けに来る可能性がありますので、しばらく様子を見てあげるようにしてください。
もしも、親が助けに来ないようであれば、雛を巣に戻すことを検討すると良いでしょう。
ツバメの雛が巣から落ちてるのを戻すのは大丈夫?
結論から言えば、ツバメの雛が巣から落ちてるのを戻すのは大丈夫です。
「人間の匂いが付いた雛は育てない」という話を聞くことがありますが、これは俗説ですので気にする必要はありません。
また、落ちた雛を巣に戻すタイミングは親鳥の居ない時の方が良いです。
親鳥が人間を警戒して巣に近寄らなくなっては本末転倒ですからね。
あるいは、巣に手が届かない場合は簡易巣を作るという方法もあります。
元々ある巣の近くに新しく簡易巣を設置して、そこに雛を入れてあげましょう。
簡易巣の作り方としては、
2・密閉性が高い容器はそこに湿気を逃がすための穴をあける
3・紐やガムテープなどを使って元の巣の近くに容器を固定
4・藁クズや新聞紙を混ぜたものを容器の底に敷き詰める
以上です。
簡易巣を設置する際の注意点としては、猫が蛇が到達できそうな場所は避けることです。
簡易巣を設置する場所の高さが十分でなかったり、近くに足場になるようなものがある場所は避けた方が良いでしょう。
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まとめ
ツバメの雛が巣から落ちる原因には様々なものがありますが、可能であれば落ちた雛を巣に戻してあげると良いかと思います。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。