「ツバメのフン」は車に付くと厄介です。
大切な愛車を汚されないためにも何らかの対策を講じたいですが、具体的な方法がわからないと悩んでしまうかと思います。
そこで今回の記事では、
- ツバメのフン対策で車を守る方法とは?
- ツバメのフンが車に付着してしまった時の対処方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
ツバメのフン対策で車を守る方法とは?
まず、ツバメのフン対策をする上で注意をするべき点があります。
それは、ツバメは「鳥獣保護法」に基づいて指定されている野鳥であるという点です。
これにより、ツバメによる糞害などが発生しても、ツバメを捕まえたり傷つけることが禁止されているわけですね。
つまり、ツバメによって愛車がフンまみれになっても、個人での勝手な駆除が出来ないことに注意をしてください。
また、ツバメが産卵した後の巣を破壊することは、法律違反とみなされ、「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」が科せられる可能性があることにも注意をしてください。
そのため、もしもツバメの巣を撤去する場合は、ツバメや卵がいない状態である必要があります。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
これらのことを踏まえた上で、愛車をツバメのフンから守る対策方法としては、以下のようなものが挙げられます。
1・鳥よけ対策グッズを設置する
市販されている鳥よけ対策グッズをカーポートなどに設置することで、ツバメが飛来してくることを予防する方法です。
ホームセンターなどでも販売されているため、比較的安価に商品を入手することが可能でしょう。
また、種類が非常に豊富であるため、設置する場所に合う商品を探しやすいこともポイントですね。
注意点としては、ツバメが鳥よけ対策グッズに馴れてしまう可能性があることです。
鳥よけ効果が発揮されていないようであれば、別の商品を設置する必要が生じるわけです。
そのため、ツバメの行動が変化していないかを定期的にチェックすると良いでしょう。
2・ツバメの巣を撤去する
ツバメの巣が作りはじめの段階であれば、巣を撤去することができます。
巣の中に卵や雛がいない状態の巣であれば、法的にも撤去することは問題ありません。
注意点としては、マンションなどの集合住宅の場合は、撤去作業前に管理会社に連絡をすることです。
管理会社にもよりますが、ツバメの巣を撤去してもらえるかもしれません。
また、自力でツバメの巣を撤去する場合は、ツバメの巣にいる雑菌やダニなどに気を付けましょう。
撤去作業をする際は、自分の健康を守るためにもしっかりとした作業着に着替え、必要な道具を揃えた上で行いましょう。
くわしくは以下の記事に情報がまとめられています。
ツバメの巣の撤去方法とは?撤去時期や注意点も紹介
3・ツバメのフン受けを設置する
何らかの理由により、ツバメの巣の撤去が難しい場合は、ツバメの雛のフンを受けるダンボールなどを設置しましょう。
ダンボールなどの代わりに、使い捨てのビニール傘を逆さに吊るすなどの方法も効果的です。
ただし、あまり低い位置にダンボールなどを取り付けると、猫などがそれを足場にして雛を襲う恐れがあります。
そのため、フン受けを設置する場合は、高い位置に設置することをおすすめします。
また、マンションなどの集合住宅の場合は勝手に設置ができないので、まずは管理会社に連絡をするようにしてください。
ツバメのフンが車に付着してしまった時の対処方法とは?
ツバメのフンが車に付着してしまった場合は、水でフンをしっかりと湿らせた後、柔らかいティッシュなどで拭き取りましょう。
ツバメのフンが乾いたままの状態で拭き取ろうとすると、自動車の塗装面を傷めることにもなるので、水分が残っているフンであっても必ず湿らせるようにしてください。
完全に乾いてしまったフンの場合は、濡れ雑巾で水分を与えたりお湯を使ったりすると綺麗に落としやすくなります。
また、フロントガラスにツバメのフンが付着した場合は、ウォッシャー液で無理に拭き取らないようにしてください。
これは、中途半端にワイパーを使うとフンが広がってしまうからですね。
そのため、柔らかいティッシュなどを使って直接拭き取ることをおすすめします。
ちなみに、塗装面やガラスをフンによる染みができている場合は、除去剤を使うと良いでしょう。
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ツバメに関するその他の情報
ツバメの雛が巣から落ちる原因とは?落ちてるのを戻すのは大丈夫?
ツバメのフンが家の壁についた時の掃除方法とは?家の壁につかないようにするには?
まとめ
大切な愛車にツバメのフンが付着すると本当に参ってしまいますよね。
そういった事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。