カブトムシの成虫の飼育方法とは?失敗しないポイントは? | ごろん小路。

カブトムシの成虫の飼育方法とは?失敗しないポイントは?

「カブトムシ」は夏を代表する昆虫です。

そんなカブトムシですが、成虫の飼育方法がよくわからず、悩む方は多いのではないでしょうか?

子どものためにカブトムシを飼育するにしても、適切な方法を知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、カブトムシの成虫の飼育方法についての情報をまとめてみました。

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カブトムシの成虫の飼育方法とは?

カブトムシの成虫を飼育する場合、まずは必要な道具を揃えるところから始めると良いでしょう。

カブトムシの成虫の飼育するための道具は、以下のようなものが挙げられます。

1・飼育ケース
2・昆虫マット(飼育用の土やおがくず)
3・朽ち木(2~3本)
4・登り木
5・昆虫ゼリー
6・ディフェンスシート
7・霧吹き用スプレー

以上です。

ちなみに、飼育ケースにはたくさんの成虫を入れ過ぎないよう注意をしてください。

というのも、1ケースで2匹以上を同時に飼育すると、カブトムシが喧嘩をして弱ってしまうことがあるからです。

基本的には、1ケース1匹での飼育をおすすめします。

また、1ケースで複数のカブトムシを飼育する場合は、ケースのサイズやカブトムシの数に注意をしておきましょう。

例えば、中型のプラケースであれば、4~5匹(オス2匹・メス2~3匹)ほどが目安ですね。

飼育するカブトムシの数にあわせて、飼育ケースの大きさを変えるようにしましょう。

また、カブトムシは動き回ることが多い昆虫なので、飼育ケースの大きさに余裕をもっておくと、足の欠損などを予防することができます。


次に、飼育ケースには昆虫マットを敷きます。

「昆虫マット」とは、カブトムシやクワガタが生活するために入れる土のことです。

この昆虫マットはカブトムシが潜って隠れる場所となり、水分を含ませてケース内を保湿したりと重要な役割があります。

飼育ケースに昆虫マット入れる際は、マットを少し押さえて10cmの深さまで入れます。

そして、少し湿る程度に霧吹きして湿度を調整しましょう。

昆虫マットは時間経過で乾燥していくので、週に1度は状態を確認してあげてください。


昆虫マットのセットが終わったら、朽ち木や登り木を入れていきます。

木の種類としては、クヌギやコナラが理想ですね。

こういった木は、カブトムシが隠れる場所となり、また、転倒してしまった際に捕まる場所として重要な機能があります。

昆虫マットの乾燥を防ぐのにも役立つので、忘れずに入れるようにしましょう。


その後、カブトムシのエサとなる昆虫ゼリーも設置していきます。

カブトムシには夕方に毎日エサを与えましょう。

もしも、朝になってエサが全部なくなっている場合は、エサの量が不足している状態なので、エサを増量してあげてください。

エサとなる昆虫ゼリーは、カブトムシの大好物である樹液に似た成分で作られており、栄養分が高い上に、果物と違って腐りにくいという特徴があります。

そのため、飼育ケース内を清潔な状態に維持できるという利点があります。

さらに、昆虫ゼリーは大まかに分けますと通常飼育用とタンパク補助用の2種類があります。

前者はそのままですが、後者は産卵前後で体力を消耗したメスなどの回復用に与える高タンパクゼリーになります。

注意点としては、昆虫ゼリーはカブトムシが食べやすいように、エサ台となる物に設置してあげることです。

エサ台はカブトムシがゼリーをひっくり返してしまうのを予防するほか、カブトムシがしっかりと捕まってエサを食べることができるようになります。


最後にディフェンスシートについてです。

ディフェンスシートとは、小さな通気の穴があいているビニールシートのことです。

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飼育ケース本体とフタに挟んで使う道具で、コバエの侵入防止、保湿に効果を発揮します。

とくに、カブトムシの飼育ではコバエの存在が非常に厄介ですので、対策を講じるようにしましょう。

カブトムシの成虫の飼育する時の温度や湿度

実は、カブトムシの飼育で一番重要なのが飼育温度です。

カブトムシは夏の昆虫なので暑さに強いイメージがありますが、これは間違いで、カブトムシにとって理想的な温度は22~26℃です。

カブトムシは、暑さや蒸れを苦手としているので注意が必要になるわけですね。

最適な飼育温度は種類によっても異なりますが、国産のカブトムシの場合は室内の常温で飼育可能です。

直射日光の当たらない風通しの良い場所で飼育してください。

とくに、玄関付近や屋外に飼育ケースを置いていると、直射日光が当たってしまうことが懸念されるので、基本的には屋内で飼育することが望ましいです。

また、猛暑時にはさらに注意が必要で、日本のカブトムシでも30℃を超える気温は避けるようにしてください。


次に湿度についてですが、カブトムシにとって快適な湿度は60~65%が目安になります。

とは言え、数字だけ提示されてもよくわからないかと思いますので、100円ショップなどで販売されている湿度計を利用することをおすすめします。

ちなみに、カブトムシを室内で飼育する場合、人が出す物音や声が頻繁にする場所、冷暖房器具などによって気温の変化が激しい場所は避けた方が良いです。

また、カブトムシは夜間に活発に動き回るので、寝室もやめておいた方が無難でしょう。

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まとめ

カブトムシの成虫を飼育する場合、しっかりと準備をしておけば大丈夫です。

自然界にいるカブトムシを採集してきた際にも、同様の方法で対処可能です。

カブトムシの安全な飼育のために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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