「カブトムシ」と言えば子どもに大人気の昆虫ですよね。
そんなカブトムシですが、寿命がいつまでなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
また、カブトムシを飼育するのであれば、できる限り寿命を長くしたいですよね。
そこで今回の記事では、
- カブトムシの寿命はいつまで?
- カブトムシの寿命を長くする方法とは?
- カブトムシの寿命が尽きる兆候とは?
これらの情報をまとめてみました。
カブトムシの寿命はいつまで?
カブトムシの成虫の寿命は「約1~2ヶ月程度」です。
その年に成虫になったカブトムシは、冬を越えることなく寿命で死んでしまうわけですね。
もちろん、人間の飼育環境下で丁寧に育てられた個体なら「3ヶ月以上の長生きをする」こともありますが、基本的には夏が終わる頃には寿命が来てしまいます。
また、カブトムシが卵から孵化して、成虫となって寿命で死ぬまでの期間であれば、「約10ヶ月ほど」になります。
カブトムシの産卵時期は「おおよそ7月~8月下旬頃まで」であり、この時期に産卵した卵はそれから10~14日後に孵化します。
卵から孵ったカブトムシの幼虫はどんどんエサを食べ続け、身体を大きく成長させていきます。
次に、寒い冬の季節になると幼虫は一気に大人しくなり、土の中でじっと春の訪れを待ちます。
カブトムシは幼虫の姿のまま、寒い冬の季節を乗り越えていくわけですね。
そして、気温が暖かくなる春になると、再び活発にエサを食べるために活動を再開します。
その後、5月頃から蛹の時期を過ごし、6月以降に成虫として土の中から姿を現します。
カブトムシの寿命を長くする方法とは?
カブトムシの成虫の寿命を長くする方法はいくつかのポイントがあり、具体的には以下のようなものが挙げられます。
2・大きいケースで飼育する
3・オス同士は別にする
4・温度や湿度に注意する
5・何度も交尾をさせない
以上です。
1番目の「良いエサを選ぶ」とは、カブトムシにとって必要な栄養がたくさん含まれているエサを与えることです。
これは市販されている昆虫ゼリーが適しています。
栄養満点でしかも腐りにくいので、管理が行いやすいという利点もあります。
2番目の「大きいケースで飼育する」はそのままですね。
カブトムシも狭い場所で生活していると、人間と同じようにストレスを感じてしまいます。
その結果、寿命が短くなってしまうので、飼育ケースは余裕をもった大きさのものを選ぶと良いでしょう。
また、カブトムシが潜ることができる環境を整えてあげることも重要です。
十分な深さがある昆虫マット(飼育用の土やおがくず)や、カブトムシの足場になる朽ち木や登り木を入れる必要があるため、飼育ケースは大きい方が便利です。
3番目の「オス同士は別にする」とは、オス同士が喧嘩をして傷つけ合うことを避けるためです。
複数のオスが同じ飼育ケース内に存在すると、どうしても喧嘩が発生してしまいます。
その結果、角や足の欠損などが起こることが懸念されるため、カブトムシに長生きしてもらいたい場合はオスは別々の飼育ケースで管理した方が良いでしょう。
4番目の「温度や湿度に注意する」はそのままですね。
まず、温度に関しては「20~28度」が適温です。
また、飼育ケースに直射日光が当たることがないようにしましょう。
これらのことから、飼育ケースは室内で管理した方が温度調整が行いやすいです。
次に湿度ですが、昆虫マットを手で触ってみて乾いてないかをチェックしましょう。
もし乾いてたら霧吹きで湿らせてあげてください。
昆虫マットを握ってみて軽くかたまりができるくらいが目安です。
最後の「何度も交尾をさせない」とは、交尾回数が多くなるはカブトムシの身体の負担となるからです。
そのため、次世代のカブトムシの卵が欲しい場合は、各個体の交尾回数を記録しておくと良いでしょう。
交尾の負担を軽減することで、カブトムシの寿命をのばすことができます。
カブトムシの寿命が尽きる兆候とは?
カブトムシの寿命が尽きる兆候には、以下のようなものが挙げられます。
2・エサの食べる量が少なくなる
3・よくひっくり返るようになる
4・ひっくり返った状態から、自力で復帰できなくなる
以上です。
飼育しているカブトムシにこれらの兆候が現れているのであれば、寿命が近づいているサインです。
上記の兆候は、すべて体力がなくなってきていることを表しているからですね。
国産のカブトムシに関するその他の情報
カブトムシの寿命はいつまで?長くする方法や寿命が尽きる兆候とは?
まとめ
カブトムシの寿命はクワガタと比べると短いですが、工夫次第で寿命をのばすことができます。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。