「インフルエンザ」は激しい高熱や悪寒などの重篤な症状をもたらす病気です。
しかも感染力が非常に強いため、疾患した患者はもちろん家族の方も注意をしておく必要があります。
そこで気になるのがインフルエンザに疾患した人の食器です。
日常的に使用する食器だからこそ、インフルエンザを予防するためにどうすれば良いのか考えておくことが重要になるわけですね。
そこで今回の記事では、インフルエンザに疾患した人の食器の洗い方について、お伝えさせていただきます。
インフルエンザに疾患した人が使う食器には注意しよう
インフルエンザの感染経路には「飛沫感染」と「接触感染」が挙げられます。
「飛沫感染」とは、咳やくしゃみ、会話の時に空気中に拡散されたウイルスを呼吸で吸入することで感染するパターンです。
咳やくしゃみでインフルエンザウイルスが拡散するわけですから、インフルエンザに疾患した人が使った食器にも当然ウイルスが付着しています。
そのため、インフルエンザに疾患している人が使用した食器で、別の人が食事をするといったことでウイルスに感染してしまう危険性があります。
もちろん、疾患者が残した食べ物を別の人が食べても同様です。
次の「接触感染」は少々複雑です。
インフルエンザに感染している人がくしゃみや咳を手で押さえ、その手で周りの物に触れてるとウイルスが付着します。
そのウイルスが付着している場所に別の人が触わり、ウイルスが手に付着したままの状態で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
一般的には電車の吊り革やドアノブなどが挙げられますが、インフルエンザに疾患している人が使った食器を運んだりする際は、食器からの「接触感染」が考えられます。
普段意識しないような部分なので、これが原因でインフルエンザが家族内で流行することも十分に考えられます。
そのため、食器をキッチンシンクなどに運んだ人は、その後に手を洗ったり消毒をするように注意してください。
インフルエンザに疾患した人の食器の洗い方はこれ!
結論から言えば、インフルエンザに疾患した人の食器の洗い方は通常のやり方で大丈夫です。
疾患者と他の人の食器を分けて洗うなどの必要はないため、いつも通りにスポンジと洗剤で食器を綺麗に洗えば良いわけですね。
ご家庭によっては食器洗浄機を使っている場合もあるかと思いますが、これも普段と同じ洗い方で問題ありません。
ただ、前章でもあるように、食器を介した「接触感染」には十分に注意しておきましょう。
食器を運んだ自分自身の手はもちろん、その手が触った部分にもウイルスが付着するので、気が付かないうちにインフルエンザウイルスが家の中へ拡散することになりますからね。
そのため、ドアノブや照明のスイッチなど、よく人が触る部分は定期的に消毒しておくと安全です。
ちなみに、インフルエンザウイルスに対して、消毒用エタノールがあるのかについては以下の記事に情報をまとめています。
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まとめ
インフルエンザは高熱や関節の痛みなどの激しい症状が怖い病気です。
二次感染を避けるためにも、インフルエンザに感染した人の使った食器などには十分な注意をしておきましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。