「虫歯が痛くてたまらない!」
虫歯によって発生する耐え難い歯の痛みは本当に辛いです。
しかし、何故虫歯がこんなにも痛むのかよくわかりませんよね。
また、虫歯が痛い時に痛みを和らげる対処方法を知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 虫歯が痛い原因はこれ!
- 虫歯が痛い時の対処法でおすすめのやり方はこれ!
これらのことをお伝えさせていただきます。
虫歯が痛い原因はこれ!
虫歯が痛い原因は「虫歯によって歯髄炎(しずいえん)が起こるから」です。
歯髄とは、歯の一番中心にある部分で、冷たいものを口に含んだ時に歯が痛みを感じるのは、この部分に神経が存在するからですね。
そして、虫歯は歯を溶かす感染症ですが、虫歯菌がこの歯髄まで到達すると、虫歯菌は身体を守る免疫細胞と戦いになります。
その結果、歯髄の部分で炎症(歯髄炎)が発生して強烈な痛みを感じることになるわけです。
あるいは、免疫細胞を多く送るために、歯髄に送られる血液の量が増えるため、その影響で神経が圧迫されることでも痛みが発生することがあります。
また、歯髄炎が発生してしまうと、激しい痛みの他にも様々な悪影響をもたらします。
例えば、歯槽膿瘍(しそうのうろう)がわかりやすいかと思います。
歯髄炎が進行すると根管内全体に炎症が広がり、歯髄が死滅し腐敗してしまいます。
腐敗した歯髄からは炎症を起こす成分が発生するため、これを処理するために免疫細胞が対処するのですが、免疫細胞の死骸である膿が発生することもなります。
その膿により、痛みが発生・歯茎の腫れ・歯が浮いたような違和感などの症状が現れます。
逆に、歯の表層部分であるエナメル質に虫歯が発生しても痛みを感じないのは、エナメル質には歯髄のように痛みを感じる器官が存在しないためですね。
とは言え、痛みがないからと言って虫歯を放置してしまうと、歯を溶かされ続けて症状が重篤化する可能性が高いことに注意をしておきましょう。
ちなみに、歯の構造については以下のサイトにくわしい情報が記載されています。
虫歯が痛い時の対処法でおすすめのやり方はこれ!
1・患部を冷やす
前章にもあるように、虫歯の痛みは炎症や神経の圧迫によるものです。
そのため、痛みを抑えるためには患部を冷やすことが効果的であるわけですね。
アイスノン・氷嚢(のう)・冷えピタ・保冷剤などを使い、頬から患部付近を間接的に冷やすことで痛みを軽減出来るでしょう。
ただ、冷たさを感じると痛みを伴う時期の虫歯もあるため、その場合は別の方法を試すようにしましょう。
2・口の中を洗浄する
歯の間に食べ物の残り滓がはさまり、それが歯茎や神経を圧迫して痛みを発生させることがあります。
虫歯の状態にもよりますが、これが原因で痛みが酷くなることも起こります。
そのため、鏡で痛い場所をチェックして、食べかすを爪楊枝などを使って取り除いていきましょう。
イソジンなどの殺菌効果にあるうがい薬を使うことで、口の中を清潔に保つことも効果的です。
もちろん、毎日の歯磨きも忘れずに行いましょう。
3・痛み止めを飲む
痛みが強く我慢ができない時には、解熱・鎮痛剤を服用することで一時的に痛みを抑えることが出来ます。
ただ、そのような強烈な痛みが発生している時点で、歯が非常に危険な状態にある可能性が高いです。
すぐに歯医者を受診して治療を受けるべきです。
場合によっては、虫歯が発生している隣の歯にも、さらに虫歯が発生するなどの問題が生じることも考えられますからね。
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まとめ
虫歯の痛みは本当に強烈ですよね。
虫歯の痛みを少しでも和らげるために、この記事がお役に立てれば幸いです。