「インフルエンザ」は非常に感染力の強い病気です。
家族一人がインフルエンザに感染して、その後に他の人へ感染ったという話は珍しくありません。
ここで気になるのが犬や猫などのペットを飼っている場合です。
インフルエンザが犬や猫などのペットに感染するかどうかわからず、不安になる人は多いことでしょう。
そこで今回の記事では、インフルエンザはペットに感染するものなのか、これについてお伝えさせていただきます。
インフルエンザはペットに感染するものなのか?
結論から言えば、インフルエンザはペットに感染することは基本的にはありません。
例えば、あなたが飼っているペットが犬や猫であれば、人間が感染するインフルエンザに疾患することはありません。
これは何故かというと、ウイルスと結合する「受容体」という細胞分子が、人間と犬猫では異なるためです。
そのため、「人から犬猫へのインフルエンザの感染」・「犬猫から人へのインフルエンザの感染」は起こりません。
しかし、犬から犬への病気はうつる可能性があるので注意が必要になります。
犬なら犬の、猫なら猫のインフルエンザが存在しており、これらが愛犬・愛猫に感染する可能性はあります。
幸い日本国内においてはまだ発症例はありませんが、海外では米国ニューヨーク州などで猫インフルエンザが猛威をふるった過去があります。
また、中国や韓国ではH3N2型のインフルエンザが犬に感染したことが報告されています。
地理的に近い国々なので注意をしておきたいですね。
こういった犬猫のインフルエンザは、ほとんどが安静と栄養をとることで回復するとはいえ、万が一が怖いところです。
そういった場合は獣医さんに相談して、可能であればワクチンを摂取することで予防するようにしましょう。
あるいは、犬猫のインフルエンザだとわからなくても、ペットに流涙や鼻水などの症状が現れている場合は獣医さんに相談することが重要になります。
電話などでも良いので、獣医さんからのアドバイスをよく聞いて、その内容を実践しましょう。
病気の動物は、どんな場合でも獣医師が検査・診断をしてから治療を始めるべきです。
人間にも同じことが言えますが、早期に発見できれば適切な対処を行い、素早い治癒へと繋がりますからね。
フェレットは人間のインフルエンザに感染する
上記では犬猫に人間のインフルエンザが感染しないとお伝えしましたが、フェレットだけは別です。
フェレットは人間の風邪やインフルエンザの影響を受けてしまうため、人間と同じように鼻づまりやくしゃみ、高熱などの症状が現れます。
また、恐ろしいことにフェレットから人間へインフルエンザが感染する可能性もあります。
そのため、自分がインフルエンザや風邪を引いている時は、ペットのフェレットの取り扱いは注意した方が良いでしょう。
逆に、フェレットの体調がおかしいと感じた時も同様です。
獣医さんに相談して適切な処置をとってあげるようにしましょう。
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まとめ
自分がインフルエンザに疾患してしまうと、家族であるペットたちの体調が心配になるのは当然です。
そんな悩みを解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。