ノロウイルスの症状は子供の場合はどんなものがある?治療や看病する際の注意点 | ごろん小路。

ノロウイルスの症状は子供の場合はどんなものがある?治療や看病する際の注意点

冬場になるとノロウイルスが猛威を振るうことが多くなります。

テレビなどでも「特定の集団が一斉に感染して大変だ~」といったようなニュースを見ることがあるかもしれません。

ノロウイルスは非常に感染力が強いため、小さなお子さんがいるご家庭では、幼稚園・保育園や小学校などでの二次感染が怖いですよね。

運悪くお子さんがノロウイルスに感染してしまった場合、どうすれば良いのかわらからず混乱する方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、お子さんを看病しているご家族の方が感染する可能性があることを考えると、意識して二次感染の防止を考える必要があると思います。

そこで今回の記事では、

  • ノロウイルスの症状は子供の場合はどんなものがある?
  • ノロウイルスの子供の治療方法
  • ノロウイルスの子供を看病する際の注意点とは?

こういったことを書いてみました。

是非、参考にしてください。

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ノロウイルスの症状は子供の場合はどんなものがある?

一般的なノロウイルスの症状は、微熱・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などになりますが、子供がノロウイルスに感染した場合、その症状は大人のものと比べ若干の違いがあります。

大人と比較して子供の場合は、全体的に症状が軽いことが多く、逆に大人が回復するのが1~2日なのに対し、子供の場合は1週間近くかかるなど長引く傾向にあるようです。


次に微熱ですが、これは37℃~38℃程度の熱が出ます。

ただし、これは個人によってはまったく熱が出ないこともあるそうです。


そして、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などの消化器症状ですが、これは下痢よりも嘔吐が酷くなることが多いようです。

これらは大人がノロウイルスに感染した場合よりも激しくなることがあるため、トイレから離れられないということが珍しくありません。

1日に10回以上も嘔吐することがありますので、こういった場合はすぐにお医者さんに診てもらってください。

ノロウイルスの子供の治療方法

下痢や嘔吐でお子さんが苦しい思いをするのを見るのは辛いかと思います。

「何か治療方法がないか?」と考える方も多いでしょうが、ノロウイルスに対抗できる薬剤などは残念ながらありません。

基本的に、ウイルスが身体の外へ排出されるのを待つより他に手がないのが現状です。

そのため、「水分補給をしっかりと行い、安静にして身体を休める」というのが最善の治療方法となります。

下痢や嘔吐などはウイルスを身体の外へ排出するために起こっているわけですが、これらのために身体の水分が急激に失われ脱水症状を起こすことがあります。

お子さんにスポーツドリンクなどを定期的に飲まるなどして、水分補給をしっかりとさせましょう。

また、嘔吐が激しい場合、無理に固形物を食べさせない方が良いです。

体力の消耗につながりますし、1~2日程度固形物を食べなくても健康には問題ありません。


そして、下痢や嘔吐の症状が激しいからといって、これらを止める薬をお子さんに飲ませることはやめましょう。

嘔吐や下痢はウイルスを身体の外へ出すために必要なことですので、そういった薬剤は症状を長引かせることにつながりかねません。

お子さんに服用させる薬剤は、痛み止めや整腸剤など腸の動きを止めないものを選ぶようにしましょう。

ノロウイルスの子供を看病する際の注意点とは?

お子さんがノロウイルスに感染すると、他のご家族の方にも感染する可能性があります。

お子さんの看病をする際はしっかりと以下の3つに注意し、二次感染を防ぎましょう。

家族全員が手洗いをしっかりと

ノロウイルスの大きさは非常に小さいため、手のシワや爪の間に付着してしまいます。

ノロウイルスが手に付着したまま顔を拭ったり、調理などを行うと感染の拡大を招きます。

流水だけでなく、石鹸などを使いしっかりと手を洗いましょう。

吐瀉物や下痢の処分方法

ノロウイルスに感染した人の吐瀉物や下痢には、大量のノロウイルスが含まれています。

これらを処理する時には、手袋やマスクを着用し素早く処理してしまいましょう。

また、空気が乾燥していたり吐瀉物や下痢が乾燥していると、それらからウイルスが巻き上がり感染者を増やす可能性があります。

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汚物をトイレに流せないような場合は、ビニール袋などに入れてしっかりと密封しましょう。

他に、ノロウイルスに感染した人からは1週間から1ヶ月もの間、ウイルスが混ざった排便が続きます。

症状が収まったから他の人にもうつらなくなる、ということにはなりませんので注意してください。

床や便座、ドアノブなどの消毒

手にノロウイルスが付着したまま、ドアノブなどを触るとその部分にもノロウイルスが付着した状態になります。

そのため、床や便座、ドアノブなどを消毒しておく必要があります。

ただし、ノロウイルスにはアルコール消毒の効果がないので、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)を使用するように注意しましょう。

また、吐瀉物や下痢の掃除に使用した手袋・マスク・タオルなどは使い捨てにすることが望ましいです。

ノロウイルスは感染力が非常に強いため、「1度使っただけで捨てるのはもったいないから、また使おう」という考えは被害の拡大を招きかねません。

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まとめ

ノロウイルスの感染力は非常に強いです。

家族の中の1人が発症し、そこから家族全員が感染したという例も少なくありません。

自分の身を守るためにも、予防はしっかりと行いましょう。

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