「インフルエンザ」は高熱をはじめとする重篤な症状を引き起こす病気です。
感染力が非常に強く、学級閉鎖などのニュースはよく耳にするかと思います。
そんなインフルエンザですが、予防するために消毒用エタノールを使用することがあるかと思います。
しかし、この消毒用エタノールはインフルエンザ予防に効果があるのか、よくわかりませんよね。
そこで今回の記事では、インフルエンザ予防に消毒用エタノールは効果があるのかについて、お伝えさせていただきます。
インフルエンザ予防に消毒用エタノールは効果があるのか?
結論から言えば、インフルエンザ予防に消毒用エタノールは効果があります。
インフルエンザウイルスには、「エンベローブ」と呼ばれる脂質からなる外膜があるのですが、消毒用エタノールはこのエンベローブを破壊することが出来るからです。
エンベローブを破壊されたインフルエンザウイルスは活性を失うため、人に感染することが出来なくなります。
これは消毒用エタノール以外にも、手洗い用の石鹸にも同じことが言えます。
この点が「インフルエンザの予防対策に手洗いが有効」だと言われる理由になっているわけですね。
ただ、消毒用エタノールを手につけるだけでは、手の隅々まで消毒することは難しいです。
また、インフルエンザウイルス以外のノロウイルスやロタウイルスなどは、脂質からなる外膜を持ちません。
そのため、消毒用エタノールだけでインフルエンザや風邪を予防することは現実的ではありません。
そこで有効なのが「石鹸での手洗いとアルコール消毒の二段構え」になります。
物理的に石鹸による手洗いで洗い流し、その後に消毒用エタノールを使ってアルコール消毒をすることでウイルスを不活化させるわけですね。
これならインフルエンザウイルスはもちろん、ノロウイルスやロタウイルスの予防にも繋がります。
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インフルエンザ予防に効果的な消毒用エタノールの使い方
インフルエンザ予防に効果的な消毒用エタノールの使い方は、手を消毒する以外の使い方があります。
ご家庭内で人がよく触るものを消毒する方法です。
この方法が有効なのは、インフルエンザの感染方法に関係があるためです。
インフルエンザに感染する感染経路の1つに「接触感染」と呼ばれるものがあります。
「接触感染」とは、
2・その手で周りの物に触れてるとウイルスが付着
3・そのウイルスが付着している場所に別の人が触わる
4・ウイルスが手に付着したままの状態で口や鼻を触ると、粘膜からインフルエンザに感染
このような仕組みの感染方法になります。
この2番目の段階にある「インフルエンザウイルスが付着している部分」に消毒用エタノールを使用することで、ウイルスが他の人へ付着することを防止することが出来ます。
ご家庭内だと、ドアノブや部屋の照明スイッチなどが消毒対象になるかと思います。
そのため、清潔な布などに消毒用エタノールの含ませ、こういった場所を拭いていきましょう。
注意点としては、消毒用エタノールがスプレータイプである場合、掃除場所に直接噴霧することはやめてください。
スプレーが噴霧される時の衝撃で、ドアノブや部屋の照明スイッチなどに付着してるインフルエンザウイルスが飛散してしまうわけですね。
当然、そのウイルスを吸い込むなどすると、掃除をしている他の人にもインフルエンザが感染してしまいます。
こうなっては本末転倒なので、消毒用エタノールを使う時は清潔な布などに消毒用エタノールの含ませてから掃除をしましょう。
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まとめ
インフルエンザは高熱などの症状が激しい怖い病気です。
インフルエンザにならないためにも、しっかりと予防をしたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。