「バナナ」は美味しくて健康にも良い果物ですが、そのために食べ過ぎてしまうことが不安になることがあります。
また、食べ過ぎを防ぐために、バナナは何本まで1日に食べても大丈夫なのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- バナナを食べ過ぎるとどうなる?
- バナナは何本まで1日に食べても大丈夫なのか?
これらの情報をまとめてみました。
バナナを食べ過ぎるとどうなる?
バナナを食べすぎてしまうと、様々な問題が起こる可能性があります。
その1つ目がバナナに含まれている「シュウ酸」による影響です。
このシュウ酸は「尿路結石」の原因となる物質であるため、他に食べる食材の組み合わせや水分補給の頻度などと組み合わさると、尿路結石が発生する確率を上げることに繋がります。
例えば、水分摂取量が少ない・肉類をよく食べる・糖分や塩分の摂取量が多い・運動不足などといった状態が日常化していると、尿路結石のリスクが上がります。
次に、同じくバナナに含まれている「カリウム」による影響です。
バナナを毎日食べると危険となる病気があり、「腎不全」が該当します。
腎不全の人がカリウムの多いバナナを食べ過ぎてしまうと、カリウムが体内に蓄積し、危険な不整脈が引き起こされ、最悪の場合死亡に至る可能性があります。
これも上記と同じように、他に食べる食材との兼ね合いもあるので、すでに腎不全の方はバナナを食べる際は注意をしてください。
最後に、バナナを食べ過ぎると栄養が偏ったり、カロリー過多になることが懸念されます。
バナナには糖質や食物繊維、カリウムなど健康に役立つ栄養が含まれているのですが、バナナだけを食べ続けるという食生活だと、摂取する栄養が著しく偏ってしまいます。
ナナに限ったことではありませんが、特定の食材のみを大量に食べると、それ以外の食材から栄養を摂取することが難しくなりますからね。
また、バナナは比較的カロリーが高い果物であるため、体重の急激な増加といった問題を引き起こすおそれがあります。
同じ果物で比較すると、バナナは同量のイチゴのおよそ3倍のカロリーをもつ果物となっています。
バナナは何本まで1日に食べても大丈夫なのか?
結論から言えば、「バナナは1日に1~2本程度まで」なら食べても問題ありません。
前章にもあるように、バナナを食べ過ぎることはカロリー過多などもリスクがあるため、1~2本程度にしておいた方が良いでしょう。
また、厚生労働省や農林水産省によると、1日の果物の摂取量として約200グラムが推奨されています。
そして、市販されているバナナは、1本あたりおよそ120グラムの果肉の量があります。
そのため、大きいサイズのバナナは1日1本程度、小ぶりなサイズなら2本程度を目安にすると良いでしょう。
バナナに関するその他の情報
まとめ
バナナを食べ過ぎると、尿路結石やカロリー過多、栄養の偏りなどの問題が生じる可能性があります。
そのため、1日に食べるバナナは1~2本程度にしておくことが無難です。
また、腎不全の方は、バナナに含まれるカリウムが健康を害する可能性があるので、食べることは避けた方が良いでしょう。