カメムシの存在に気づかず、うっかり接触してしまい臭いが服についてしまうことがあります。
カメムシに臭いは水洗いなどで落ちにくいため、その悪臭に悩まされることになります。
使用頻度の高い服である場合、カメムシの臭いがついたままなのは非常にストレスになりますよね。
何とかして、ささっと臭いを取ってしまいたいところです。
そこで今回の記事では、カメムシの臭いが服についた時の取り方についてお伝えさせていただきます。
カメムシの臭いが服についた時の取り方はこれ!
カメムシの臭いの元は、トランス2ヘキサノールと呼ばれる成分です。
このトランス2ヘキサノールは親油性・揮発性といった性質をもっているため、油には溶けるのですが水には非常に溶けづらい成分なんですね。
カメムシの臭いが手についた時、水道水でいくら洗っても臭いが落ちないのはこのためです。
カメムシの臭いが服についた時も同様で、水で洗うだけでは臭いを取るのは非常に困難だと言えます。
そのため、カメムシの臭いを取る方法としては、トランス2ヘキサノールが親油性であるということを利用します。
つまり、カメムシの臭いがついた服にオリーブオイルなどをつけてなじませ、その後に洗濯機で洗うのです。
オリーブオイルなどの油染みが気になるのであれば、洗剤をつけてもみ洗いをしてから洗濯機へ入れると良いでしょう。
また、オリーブオイルなどが無い場合は、柑橘系の中性洗剤でも代用できます。
柑橘系の皮の汁にはリモネンという精油が含まれており、これがカメムシの臭いを落としてくれます。
また、柑橘系の香りには消臭効果があるため、前者と合わせて臭いを取る効果が大いに期待できます。
臭いの取り方としては、洗い桶などに柑橘系の中性洗剤とぬるま湯を入れ、その中に臭いのついた服を半日程度浸けておきます。
その後、通常の洗濯物と同じように洗濯機で洗えば大丈夫です。
柑橘系の中性洗剤であれば、オリーブオイルなどの油染みを心配する必要がないため、安心して選択ができます。
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最後に、スチームアイロンを使うことでもカメムシの臭いを取ることができます。
上記2つの方法とは違い、スチームアイロンの場合は狭い範囲についたカメムシの臭いを取ることに向いています。
ただ、服の材質によってはスチームが使用できない可能性があるので、服についている洗濯タグをしっかりと確認するようにしましょう。
また、洗濯タグとは、衣類の洗濯方法を記したタグで、多くの場合は衣類の裏側に縫い付けてあります。
カメムシの臭いが服についた時の取り方:今すぐに!
カメムシの臭いの元であるトランス2ヘキサノールは揮発性という性質をもっています。
そのため、カメムシの臭いがついた服を干して、日光にしっかりと当てることで臭いを取ることができます。
これに加え、柑橘系の中性洗剤を使った方法などと組み合わせれば、効果はより高くなります。
しかし、この方法では今すぐにカメムシの臭いを服から取りたい場合は時間がかかるため、臭いを取り除けないという場面があるかと思います。
そこで活躍するのがドライヤーです。
トランス2ヘキサノールの揮発性という性質を利用し、ドライヤーの熱風を服に当てることにより臭い成分を蒸発させるわけです。
ドライヤーを使う方法であれば、すぐにカメムシの臭いを取り除くことが出来るため、急ぎの用事があるのに服が着れないという事態を防ぐことができます。
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まとめ
カメムシの臭いが服についてしまうと本当に不愉快ですよね。
悪臭を素早く取り除いて、快適に過ごしたいものです。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。