「お米に虫が湧いた!?」
こういった事態に遭遇する人は多いのではないでしょうか?
お米に虫が湧いてしまうと、そのお米はもう食べられないのかと悩んでしまいますよね。
また、お米に虫が湧く原因や対処方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- お米に虫が湧いても食べられるのか?
- お米に虫が湧く原因はこれ!
- お米に虫が湧くことへ対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
お米に虫が湧いても食べられるのか?
結論から言えば、お米に虫が湧いてもきちんと取り除くことができるのであれば食べることができます。
お米につく虫には毒がありません。
そのため、お米に湧いた虫を取り除けば食べることができるわけですね。
しかし、小さな虫をひとつずつ取り除く作業は非常に大変なものです。
そこで、虫を発見しやすいようにする環境を用意すると良いでしょう。
基本的に、お米に湧く虫は主に「コクゾウムシ」であることが多いです。
コクゾウムシは「米くい虫」とも呼ばれ、動物の象の鼻のような長い口があるのが特徴の小さな昆虫です。
その長い口でお米に穴を開け、穴の中に産卵します。
孵化した幼虫はお米の中で成長し、成虫となって内側から食い破って外に出てきます。
成虫の色は黒いので、できるだけ見やすいように白い紙の上で作業をすると良いでしょう。
また、お米を水にしばらくつけて、虫を殺してから処理する方法もあります。
死んだ虫が浮いてきたら水を流し、再び水につけて虫が浮いてくるのを待ちます。
この工程を繰り返して、虫が出てこなくなるまで続けます。
お米を水につけている際には、水に浮いているお米も取り除きましょう。
コクゾウムシに食べられたお米は中が空洞であるため、水に浮くからですね。
お米に虫が湧く原因はこれ!
1・袋の通気穴から侵入した
市販されているお米の袋は密閉されているように見えますが、実は通気のために小さな穴が空いています。
この穴からコクゾウムシなどの虫が中へ侵入することがあるわけですね。
また、虫の中にはビニールを食い破って侵入するものもいます。
流通段階でこの穴から虫が入ってしまう可能性はゼロにできないですし、自宅内で保管しているお米の袋でも同様のことが言えます。
そのため、家でお米を保管する際は袋のまま保存せず、適切な方法で保存しましょう。
2・お米の製造過程で虫が混じった
市販されているお米のほぼすべては屋外の田んぼで作られています。
そのため、製造過程で虫が混ざってしまうことがあります。
日本の精米技術は大きく進化しているため、虫を含めたほとんどの異物を取り除くことが可能となっていますが、収穫時のお米に植え付けられた虫の卵は取り除くのが非常に難しいとされています。
その虫の卵がお米の袋の中などで孵化することで、お米に虫が湧いてしまうことがあります。
3・お米の保管方法が不適切
お米を保管している容器が密閉されていないものであったり、常温保存されている状態だと虫が湧きやすくなります。
例えば、コクゾウムシは体長2~3.5mm程度の小さな虫なので、ちょっとした隙間からお米の保管庫へ侵入してしまいます。
また、25~30℃の環境では特に活発に活動するため、お米を常温保存している状態だと危険だと言えます。
そのため、お米は密閉性が高い容器に入れて、可能であれば冷蔵庫などで保管すると良いでしょう。
お米に虫が湧くことへの対処方法とは?
お米に虫が湧くことへの対処方法としては、以下の方法が効果的です。
2・冷蔵庫などで保存する
3・常温保存する場合は風通しの良い場所で管理する
4・虫除けを入れる
5・必要以上に買いだめしない
以上です。
基本的にはそのままですね。
コクゾウムシなどの虫がお米を保管している容器に侵入することを予防したり、虫が活動しにくい低温や風通しが良く、乾燥した場所でお米を保管します。
市販されているお米用の虫よけを利用することもおすすめです。
また、お米は毎日食べるものですから一度の買い物で買いだめしがちですが、虫対策のことを考えると買いだめはおすすめできません。
保管期間が長くなると、それだけ虫の被害を受けやすくなってしまうからです。
また、お米といった穀類以外にも、蕎麦などの乾麺や果物などに虫が発生することもあるので注意しましょう。
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お米に関するその他の情報
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お米に湧く虫の種類はこれ!どこから入ってくるのかや対策方法を紹介
コクゾウムシはどこから家の中にくるのか?米の中に発生した時の対処方法も紹介
まとめ
お米は毎日食べるものですから、虫が湧かないようにしっかりと管理したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。