「お米に虫が湧いてしまう」と本当にショックです。
この時に大量のお米の処分方法がわからず、頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか?
また、「虫が湧いたお米を食べられるようにはできないのか?」と考える方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回の記事では、
- お米に虫が湧いた時の処分方法とは?
- 虫が湧いたお米を食べられるようにはできないのか?
これらのことをお伝えさせていただきます。
お米に虫が湧いた時の処分方法とは?
お米にコクゾウムシなどの虫が湧いてしまい、まとまった量のお米を捨てる場合はまとめて「燃えるゴミ」として処分してしまいましょう。
「お米をそのままゴミ袋に入れるのは人目が気になる」という方は、お米を新聞紙などに小分けにして包んでから捨てるという方法もあります。
また、自宅の庭がある程度広い場合は、庭に穴を掘ってそこにお米を捨てたり、庭に来るスズメのエサとしてまいてしまうこともできます。
ただ、お米を庭にまく場合は、スズメなどの野生動物を誘引することになる点に注意をしておきましょう。
スズメであれば糞害を被ることも考えられますし、ネズミなどの場合は病原菌に感染するリスクが生じます。
そのため、お米を庭にまくことは自宅周辺のこういった野生動物の事情を考えてからにした方が無難でしょう。
ちなみに、お米を大量に捨てると「お米を粗末にするなんて」と思わるのではと心配になる方がいらっしゃるかもしれません。
基本的にお米に湧く虫は毒をもっていないので、誤って食べても大丈夫なのですが、アレルギーをもっている方は注意が必要になります。
甲殻類アレルギーの人は、お米に湧く虫を食べることでエビやカニを食べた時と同じようなアレルギー症状を引き起こす可能性があるからです。
その他には、ダニアレルギーや蛾のアレルギーがある人も症状が現れることがあるようです。
そのため、こういったアレルギーをもっている人の場合は、自分の健康を守るために虫の湧いたお米はしっかりと処分するようにしましょう。
虫が湧いたお米を何とか食べたい!
お米に虫が湧いてしまっても、その虫を取り除くことができればお米を食べることができるようになります。
お米に湧く虫の多くは「コクゾウムシ」か「ノシメマダラメイガ」のどちらかになります。
まず、「コクゾウムシ」がお米に湧いてしまった場合、コクゾウムシの習性を利用することお米から取り除くことが可能です。
コクゾウムシは光を嫌う習性がありますので、直射日光の当たらない明るい場所に1時間ほどお米を薄く広げることで、コクゾウムシをお米の中から追い出すことができます。
広めのベランダや庭があれば、お米をブルーシートに広げて一気に虫を排除できるでしょう。
注意点としては、お米を直射日光に当てると、すぐに乾燥してヒビ割れを起こしてしまうことです。
水分も失われパサパサになり、お米の美味しさが半減してしまいます。
また、お米を水にしばらくつけて、コクゾウムシを殺してから処理するという方法もあります。
死んだ虫が浮いてきたら水を流し、再び水につけて虫が浮いてくるのを待ちます。
この工程を繰り返して、虫が出てこなくなるまで続けることで駆除が可能です。
ちなみに、お米を水につけている時に水に浮いているお米があるかと思いますが、これは取り除きましょう。
虫に食べられたお米は中が空洞であることがお多いため、水に浮くからですね。
次に、「ノシメマダラメイガ」の場合ですが、こちらは残念ながら一網打尽にする方法がありません。
そのため、地道にわりばしやピンセットなどでつまんで除去する必要があります。
労力を考えると、被害のあるお米を廃棄して、防虫対策をしっかりとした環境でお米を保管するようにした方が良いかと思います。
例えば、高い密閉性がある容器にお米を保管したり、米に湧く虫は低温の状態(15℃以下)では卵から孵化(ふか)することができないとされているため、冷蔵庫の中にお米を移動させるといった対応が効果的です。
その他には、市販されている防虫剤を利用すると、お手軽に虫除けを施すことができるでしょう。
【まとめ買い】 米唐番 米びつ用防虫剤 10kgタイプ (日本製) 45g×2個
お米に関するその他の情報
お米に虫が湧いた時の処分方法とは?食べられるようにはできないのか?
お米に湧く虫の種類はこれ!どこから入ってくるのかや対策方法を紹介
コクゾウムシはどこから家の中にくるのか?米の中に発生した時の対処方法も紹介
まとめ
お米に虫が湧いてしまったら、適切な対処方法を実践して処理したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。