大雪が降った後には雪かきをする必要があります。
雪が大量にあると、車の出し入れや徒歩での移動が難しくなってしまいますからね。
しかし、雪かきをするにあたり、雪を捨てる場所の確保が問題になることがあります。
せっかく雪を集めても、捨てる場所がないと本当に困りますよね。
そこで今回の記事では、
- 雪かきで雪を捨てる場所がない時の対処方法はこれ!
- 雪かきで雪を捨てては駄目な場所とは?
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
雪かきで雪を捨てる場所がない時の対処方法はこれ!
1・お風呂の残り湯を使う
お風呂の残りを使って雪を溶かす方法です。
雪を捨てる場所がない時の対処方法では、もっとも費用が少なく簡単なものになります。
ただ、この方法では大量の雪を処分することは難しいため、後少しのスペースが欲しい時に検討すると良いでしょう。
また、使用した残り湯はすぐに冷えて氷になってしまうので、転倒などによる怪我を予防するためにも、雪を溶かす場所を考えてから実行するのが無難です。
あるいは、使用した残り湯が排水溝へと流れるルートをあらかじめ作っておくと安心できますね。
ちなみに、お風呂の残り湯ではなく井戸の水を代用することも出来ます。
その場合は井戸水を汲み上げるポンプなどの道具が必要になりますが、水代はタダになるのでランニングコストに優れています。
2・遠赤外線融雪装置を使う
遠赤外線融雪装置とは、熱量ではなく光によって雪を溶かす機械です。
屋外の照明器具のように設置して、機械の照射範囲にある雪を溶かすことが出来ます。
遠赤外線融雪装置を使う利点は、設置する場所が選びやすいことや工事が小規模のものに出来るので設置が早いことなどが挙げられます。
また、商品によっては降雪センサーによる自動運転機能があり、運転時間の制御による省エネも期待できます。
遠赤外線式融雪装置「解けルモ」
3・融雪機を使う
融雪機とは、文字通り雪を溶かすことが出来る機能をもった機械のことです。
種類にもよりますが、大量の雪を溶かして処分することが出来るため、雪を捨てる場所に困っているという悩みを一気に解決出来ます。
ただし、使用には灯油が必要であったり、商品によっては設置に多額の費用がかかってしまうこともあります。
そのため、自宅がある地域の降雪量や自身の経済状況などを考えた上で、導入を検討した方が無難でしょう。
移動式融雪機 融雪王「太郎」
4・融雪マット
融雪マットとは、ゴムチップマットの中にヒーター線を埋め込んだマットのことを指します。
雪を取り除いておきたい場所に融雪マットを設置して、コンセントに繋ぐだけで簡単に使用することが出来ます。
つまり、階段や玄関までの道など、「ここだけは雪が無い状態にしたい」・「普段から人がよく通る通路」といった場所に融雪マットを設置するのが基本になるわけですね。
また、マットはゴム製なので柔軟性があり、滑りにくいのも良い点です。
雪かきで雪を捨てては駄目な場所とは?
雪かきの雪を捨てては駄目な場所がいくつか存在します。
具体的には、「車道」・「下水道」・「河川」の3つです。
これらの場所に雪を勝手に捨ててしまうと、事故の原因になったり賠償請求などのトラブルが発生する可能性があります。
例えば、車道は自動車がスリップする原因になることがありますし、下水道はマンホールなどから雪を投げ捨てていると詰まる原因になります。
河川は、河川区域内の土地にゴミを捨てることが禁止されており、雪を捨てても大丈夫なのは国や地方公共団体が設置した河川敷の雪捨て場のみに限られます。
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まとめ
雪かきをする上で、雪を捨てる場所を確保しておくことは非常に大切なことです。
作業の効率にも繋がりますし、日常生活をおくる上でも雪が邪魔にならないようにしておきたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。