「梅干し」は有名な健康食品ですが、風邪にも効果があるのか気になりますよね。
風邪をひいて苦しい時や風邪を予防したい時に、梅干しを食べることで効果を発揮するのであれば素晴らしいことです。
そこで今回の記事では、
- 梅干しの効果は風邪を治せる?
- 梅干しは風邪予防にも効果があるのか?
これらのことをお伝えさせていただきます。
梅干しの効果は風邪を治せる?
結論から言えば、梅干しを食べることで風邪の症状を改善することができます。
というのも、梅干しにはクエン酸と呼ばれる有機酸類が含まれており、これが疲労の元となる乳酸を分解する効果があるからです。
それ以外にも、食欲増進や整腸作用もあるため、風邪の症状に対して非常に効果が大きいわけです。
また、梅干しは酸っぱい食べ物なので酸性の食品を思う方が多いですが、実際はアルカリ性の食品です。
そして、現代人の食生活は肉類やインスタント食品をよく食べるため、身体が酸性へと傾くことが多いです。
人間の身体は本来弱アルカリ性にできているのですが、食生活などの影響で酸性になると身体の抵抗力が弱まり、風邪を引きやすくなってしまいます。
しかし、梅干しを食べると身体を弱アルカリ性に戻すことができるため、血液やリンパの流れが良くなり、身体の抵抗力が高まり風邪対策につながるというわけですね。
さらに、梅干しは元々果物なので、タンパク質・ビタミンE・カリウム・リン・鉄分・カルシウムなども豊富に含まれています。
とくに、カルシウムに至ってはリンゴの4倍、鉄分はリンゴの6倍も含まれているというのですから驚きですよね。
これらの栄養素も風邪の症状を改善する効果があるため、梅干しは風邪を早く治すことに非常に役立つ食品と言えるでしょう。
梅干しは風邪予防にも効果があるのか?
梅干しは風邪予防にも効果があります。
前章にもあるように、梅干しを食べることで身体を弱アルカリ性に戻すことができるため、その結果、血液やリンパの流れが良くなり、身体の抵抗力が高まり風邪対策につながるからです。
もちろん、クエン酸による疲労回復・食欲増進・整腸作用、ビタミンなどの栄養素の補給も同様です。
また、風邪に限らず、梅干しには頭痛を和らげるベンズアルデヒドという成分が含まれています。
ベンズアルデヒドであるため、鼻から匂いを感じるだけでも効果があるのですから驚きですよね。
ただ、梅干しが風邪の症状改善や予防に効果があるとは言え、1日に何個も食べることはおすすめできません。
というのも、梅干しには多くの塩分が含まれているため、1日に何個も食べてしまうと塩分の摂取量が過多になってしまい、逆に健康を損ねてしまうからですね。
一般的な梅干し1つには、おおよそ2~3グラムほどの塩が含まれています。
そして、日本人の平均的な1日の塩分摂取量(※)は男性が「10.9グラム」、女性が「9.3グラム」であるため、かなりの摂取量となります。
そのため、風邪を早く治したいために、梅干しを1日の内に何個も食べないように気をつけておきましょう。
大粒 完熟南高梅【上品な甘み 減塩はちみつ 塩分3%】紀州南高梅 高級 梅干し つぶれ梅 低塩 はちみつ味 800g / 400g×2個 蜂蜜漬け梅干し
※参照:厚生労働省 令和元年「国民健康・栄養調査」
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まとめ
梅干しは風邪を早く治したり、予防したりする効果があります。
美味しい保存食でもあるので、効果的に食べたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。