ゴミ袋を荒らしたりする「カラス」ですが、彼らが大量発生することがあります。
とんでもない数のカラスが集まる光景はとても怖いですよね。
しかし、カラスが大量発生する理由や集まる時間帯はいつなのか気になるところです。
そこで今回の記事では、
- カラスが大量発生する理由とは?
- カラスが大量に集まる時間はいつ?
これらの情報をまとめてみました。
カラスが大量発生する理由とは?
カラスが大量発生する理由には、様々なものが挙げられます。
1・カラスは集団行動をする鳥である
元々、カラスは集団行動をする鳥です。
電線にカラスが並んでいたり、ゴミ捨て場に複数羽のカラスが屯していることを見た方は多いかと思います。
カラスの集団行動は、集団で行動することでより食べ物を見つけやすくしたり、外敵から身を守るためなどの理由によって行われています。
単独で行動しているカラスでも、鳴き声で他の仲間とコミュニケーションを取って、お互いがどこにいるのかを確認し合っています。
また、カラスが集団で行動する時間帯としては、夕方頃が一番多いようですね。
2・集団でねぐらを作っている
カラスは集団で「ねぐら」を作る性質があります。
「ねぐら」とは、たくさんのカラスが集まって夜を過ごす場所のことを指しています。
昔は山の中腹にある暗い森林や、神社を囲む鎮守の森などに作られていましたが、現在の都会に住むカラスたちの場合、規模の大きな公園や住宅街から少し離れた雑木林などをねぐらに選ぶことが多いようです。
この時、ねぐらに集まるカラスの数が非常に多く、数百~数千羽が集まることが珍しくなく、大きな集団になると1万羽を超える場合もあります。
そのため、異様な数のカラスが集まっている場合は、そこがねぐらになっている可能性が高いです。
3・ねぐらの安全確認をしている
カラスは上記の「ねぐら」に集まる前に、一度ねぐらの周辺で集まる習性があります。
カラスは夕方以降にねぐらへと帰るのですが、各カラスが個別に帰るのではなく、一旦ねぐらの周辺に集まり安全確認をします。
これは「 就塒前集合(しゅうじぜんしゅうごう)」と呼ばれる行動です。
例えば、夕方頃にカラスの大群が電線や建物の屋上に集まっている場合は、この就塒前集合である可能性があります。
カラスが大量に集まる時間はいつ?
カラスが大量に集まる時間は「夕方頃」になります。
前章にあるように、カラスは集団で「ねぐら」を作る性質があります。
このねぐらに集まるのが夕方以降になるからですね。
とくに、カラスは秋から冬の時期にかけて集団ねぐらを形成するので、この季節になるとカラスが大量に集まる光景を目にすることが多くなるでしょう。
ただ、逆に大群になりづらい時期もあります。
それは、カラスの繁殖期にあたる3月から7月です。
この時期のカラスたちは夫婦で子育てに専念するので、集団行動をする機会が大きく減ることになります。
自分の縄張りから外に出ず、他のカラスたちと出会う機会も減りますからね。
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まとめ
カラスが大量発生する理由は、集団ねぐらを形成するためや群れで行動している可能性が挙げられます。