「カラス」は身近な野鳥ですが、カラスの巣作りについてはよくわからない人が多いかと思います。
そもそもカラスの巣がどこにあるのか、日常生活では見かけませんからね。
そこで今回の記事では、
- カラスは巣作りをいつする？
- カラスの巣がある場所はどこ？
- カラスは巣作りを同じ場所でする？
これらの情報をまとめてみました。
カラスは巣作りをいつする？
カラスは巣作りをいつするのかと言うと、これは「３月から４月頃」になります。
カラスの繁殖期は３月～７月頃までなので、巣を作るのはこの前半部分になるわけですね。
この時期のカラスは、巣の材料となる木の枝などを運ぶために忙しく飛び回っています。
木の枝以外には、ベランダなどに放置されているハンガーや紐などを、やってきたカラスが持っていくといったことが発生します。
これは、木の枝の代わりの巣材として利用しているからです。
街中のように、自然が少ない場所だとカラスが使う木の枝が少ないため、別のもので代用しようとしているわけです。
また、繁殖期のカラスは卵やヒナを守るために、巣や巣立ったばかりのヒナの近くを通った人を襲うことがあります。
カラスの攻撃を避けるためには、巣やヒナに近づかないことが一番なので、もしも巣やヒナらしきカラスを見かけても不用意に近寄らないようにしましょう。
「大きな声で鳴く」・「鳴きながら旋回する」・「木の枝を折る」などの行動をカラスがしている場合は、威嚇行動ですので、すぐにその場から離れるようにしてください。
もしも、カラスの攻撃を受けそうな場合は、カラスは後ろから人の頭をめがけて飛んで来る習性があることに注意をしてください。
頭を守るために、傘などの棒状の物を肩にかつぐようにして、頭の上に上げると防御効果が高いです。
あるいは、背負っているカバンなどで頭を守る、両腕を上げるといった方法も有効です。
カラスの巣がある場所はどこ？
多くの場合、カラスは大きくて背が高いクスノキやカシ、ケヤキなどの常緑樹・落葉樹や、高圧鉄塔・電柱・高層建物屋上などで巣を作ります。
山があるような場所だと住宅街で巣を作る可能性は低くなりますが、自然が少ない街中などだとマンションのベランダなどに巣を作ろうとすることもあります。
最近ではソーラーパネルを設置している住宅が増えているためか、屋根とソーラーパネルの間に巣を作ることもあるようです。
そのため、いつの間にかカラスに巣を作られて、卵やヒナを守ろうとしたカラスに襲われるといったことが起こる可能性があります。
また、カラスの巣は、個人が勝手に撤去すると鳥獣保護管理法に触れる可能性があることに注意をしてください。
カラスの巣を発見して、それが人間にとって害になりそうである場合は、巣が作られた場所に応じてその管理者に被害状況などを説明して、業者に撤去を依頼してもらうようにしましょう。
自宅などに巣を作られてしまった場合は、造園業者や市役所などに連絡・相談をして対処してもらうと良いでしょう。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
カラスは巣作りを同じ場所でする？
結論から言えば、カラスは巣作りを同じ場所でする可能性があります。
実際に、何年も同じ巣を使い続けるカラスがいることがわかっています。
また、カラスが一度巣を作った後、人間がそれを撤去しても、数日のうちに同じ場所にまた巣を作ろうとする可能性が高いです。
卵やヒナが巣の中に存在すると、前章にもある鳥獣保護管理法に触れてしまうので、カラスの巣が完成する前に撤去して、カラスが再び巣を作らないように対策を講じた方が良いでしょう。
カラスに関するその他の情報
カラスが人を襲う理由とは？対処方法や病院で何科を受診すべきか？
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カラスは巣作りをいつする？巣がある場所は？同じ所に巣がある？
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まとめ
カラスが巣作りをする時期になると、人が襲われることが増えてきます。
安全のためにも、巣を作らせず、発見した巣は適切な方法で撤去したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。