「カラス」にいきなり襲われるという衝撃的な体験をすることがあります。
カラスは野生動物ですから、人間を攻撃することもありますが、実際にそういった場面に出くわした際にどういった対処をすべきか、よくわかりませんよね。
また、襲われた際に生じた怪我への対処方法や襲われやすい人の特徴も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- カラスに襲われた時の対処方法とは?
- カラスに襲われて怪我をしたらどうする?
- カラスに襲われやすい人の特徴とは?
これらの情報をまとめてみました。
カラスに襲われた時の対処方法とは?
カラスに襲われた時の対処方法としては、いくつかのやり方が存在します。
具体的には、
2・後頭部を守る
3・カラスを攻撃しない
以上です。
1番目の「すぐにその場所から離れる」とは、カラスが自分の巣やヒナを守るために攻撃をしている可能性があるためです。
当然ですが、巣やそこにいるヒナに不用意に近寄ることは非常に危険です。
親鳥は繁殖期になると非常に攻撃的になることもあり、カラスに襲われた場所からすぐに離れるようにしましょう。
また、カラスは縄張りをもつ鳥なので、そのカラスの縄張りから出てしまえば、襲われる可能性を大きく下げることができます。
2番目の「後頭部を守る」とは、カラスは人間を攻撃する時は後頭部や背中側から襲いかかるためです。
カラスは高いところから標的を狙ってくるため、結果的に頭が攻撃される可能性が高いこともあります。
そのため、カラスに襲われた場合は、頭を守ることで被害を軽減することができます。
傘や帽子で後頭部や背中を隠したり、カバンを頭の上に置いて防御する方法が効果的です。
何も持っていない場合は、両手を上に上げるだけでもカラスへの防御効果が期待できます。
最後の「カラスを攻撃しない」はそのままですね。
カラスは賢く、攻撃してきた人の顔を覚えていると言われています。
実際、カラスは小学校低学年程度の知能を持つとされているため、人間の顔を識別して覚えることが可能です。
カラスに襲われて反撃してしまうと、その時の被害体験を覚えているだけでなく、自分に害を与える人間の顔や服装までも記憶して仕返しを企てることもあります。
また、カラスは鳥獣保護管理法の保護対象となっているため、カラスを攻撃して傷つけてしまうとこの法律に抵触する危険があります。
万が一、違反した場合は「1年以下の懲役または、100万円以下の罰金」が課せられることに注意をしておきましょう。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
カラスに襲われて怪我をしたらどうする?
カラスに襲われて怪我をしてしまった場合、その怪我を放置してしまうと敗血病・破傷風などになる可能性があります。
カラスに限らず、野生動物の多くは雑菌にまみれているので、襲われて怪我をした際にこの雑菌によって化膿して傷が広がったり、上記の病気になるおそれがあります。
そのため、カラスに襲われて怪我をした場合は、すぐに傷口を消毒するようにしてください。
また、必要があれば、病院を受診するなどのさらなる対応をしておきましょう。
カラスに襲われやすい人の特徴とは?
カラスに襲われやすい人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
2・目立つ色の服を着ている
3・以前、カラスを攻撃したことがある
4・カラスの巣より高い位置にいる
5・カラスに背を向けて逃げる
以上です。
これらの条件を満たしている人は、カラスに襲われやすいと言えるでしょう。
例えば、カラスはキラキラ光るものを集める習性があるため、アクセサリーや太陽の光を反射しやすいものはカラスの注目を集めます。
赤や黄色などの目立つ色の服も、同様にカラスの注目を集めるので注意が必要になります。
また、前章にもあるように、カラスは非常に頭の良い鳥ですので、以前自分を攻撃した人間を記憶して、後日襲撃するといったことが起こり得ます。
そのため、カラスに不用意に近寄ったり、石を投げるといった行動は絶対にやめておきましょう。
さらに、「カラスの巣より高い位置にいる」ことも、カラスから敵意を集める可能性があります。
これは、カラスは天敵から身を隠せるよう高い場所に巣を作りますが、人間がそれより上の位置にいると攻撃を受けるのではないかと警戒します。
とくに、繁殖期のカラスは非常に攻撃的になっているので、階段や歩道橋に巣を作っているカラスに近寄ることはやめておきましょう。
最後に、カラスに背を向けて逃げることはやめましょう。
カラスが人間を襲う場合、後頭部や背中側からになることが多く、また、背を向けて逃げるとカラスを刺激して攻撃を誘発するおそれがあります。
カラスに関するその他の情報
カラスが人を襲う理由とは?対処方法や病院で何科を受診すべきか?
カラスに襲われた時の対処方法とは?怪我や襲われやすい人の特徴とは?
カラスは巣作りをいつする?巣がある場所は?同じ所に巣がある?
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まとめ
カラスに襲われた場合は、適切な対処方法で身を守りたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。