「てんとう虫」はうっかり触ると黄色い汁を出すことで知られています。
このてんとう虫の汁は非常に臭く、手や服に付くとなかなか臭いを落とすことができません。
そこで今回の記事では、
- てんとう虫の臭いの取り方とは?
- てんとう虫の汁が服に付いた時の対処方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
てんとう虫の臭いの取り方とは?
てんとう虫が分泌する汁の臭いの取り方としては、水道水などの流水で洗うことが基本となります。
例えば、てんとう虫の汁が手に付着した場合、汁の付着量が少量であれば水で洗い流すだけでかなり落とすことができます。
流水だけで臭いを落とすことが難しい場合は、アルカリ性の固形の洗濯石鹸やお風呂用ソープなどを使うと臭いを取り除きやすくなります。
また、てんとう虫の汁の正体は「血液」であり、その性質上タンパク質なので、冷たい水よりも温かいお湯の方が臭いを落としやすいですね。
ちなみに、てんとう虫の分泌する血液には「アルカロイド」と呼ばれる物質が含まれています。
このアルカロイドは、ジャガイモの芽などに含まれる物質であり毒性があります。
毒と言っても人間が死んでしまうような強力な毒性ではありませんが、異臭と食べた時に苦味を与える成分があるので、誤って口に含まないように注意をしておきましょう。
とくに、小さい子どもの手にてんとう虫の汁が付着した場合は、顔などを擦ったりしないように気をつけてあげてください。
てんとう虫の汁が服に付いた時の対処方法とは?
てんとう虫の汁が服に付いた時の対処方法は、手に付いた時と同様に水道水などの流水で洗うことが基本となります。
流水だけで臭いを落とすことが難しい場合は、アルカリ性の固形の洗濯石鹸やお風呂用ソープなどを使うと臭いを取り除きやすくなることも同じですね。
もちろん、服を下洗いをした後で、洗濯用洗剤を使って普通に洗濯機で洗っても大丈夫です。
それでも臭いが服から落ちない場合は、酸素系漂白剤の粉末をぬるま湯に濃いめに溶かして、そこで汁が付いた服を歯ブラシなどで擦ると良いでしょう。
実際の作業では、服が傷まないように優しく擦るようにしましょう。
その後は、通常通り服を洗濯機で洗えば大丈夫です。
注意点としては、酸素系漂白剤を使用する場合は服の色落ちなどに気をつけてください。
場合によっては、大切な服に酷い被害をもたらすことが懸念されます。
そのため、酸素系漂白剤を使用する前に、製品に記載されている使用上の注意をよく確認するようにしましょう。
また、製品を製造している会社のホームページなどには、使用上の注意のほかにも様々な情報が記載されていることがあります。
必要であれば、チェックしておくと良いでしょう。
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まとめ
てんとう虫の臭いの取り方としては、水道水などの流水で洗うことが基本となります。
それだけで臭いが落ちにくい場合は、アルカリ性の固形の洗濯石鹸や酸素系漂白剤を使用すると良いでしょう。