「ダニ」は喘息やアレルギーの原因になる害虫ですが、このダニが車の中で大量発生することがあります。
大切な愛車の中がダニの巣窟になるなんて最悪ですよね。
しかし、車内のダニの駆除方法などがわからないと対処が難しいかと思います。
そこで今回の記事では、
- 車のダニの駆除方法とは?
- 車のダニにバルサンは使える?
- ダニは車内が炎天下でも生き残る?
これらの情報をまとめてみました。
車のダニの駆除方法とは?
車のダニの駆除方法には、以下のようなやり方が挙げられます。
2・こまめにしっかり掃除をする
3・ダニ駆除製品を使う
4・クリーニングに出す
以上です。
1番目の「温度を利用する」とは、ダニが50~60℃以上の高温に耐えられないことを利用した駆除方法です。
例えば、真夏の炎天下で車を日光に当て、車内温度を50℃以上にします。
この状態で30分以上放置すれば表面にいるダニは死滅します。
天気や季節にもよりますが道具もいらず、車を駐車する場所がればすぐに実行可能な方法になります。
2番目の「こまめにしっかり掃除をする」はそのままですね。
ダニは人間のフケや垢、こぼれ落ちた食べカス、エアコンパーツ(エバポレーター)に発生したカビをエサとして繁殖していきます。
そこで、車内をこまめにしっかり掃除をすることで、これらダニのエサを取り除いて繁殖することを抑制・駆除します。
例えば、車内のシートを掃除機で丁寧に吸い取って、繊維の中にいるダニを取り除いていきます。
ノズルの先端をブラシにするとより効果的です。
また、マットは水洗いしてから天日干しすると良いでしょう。
車のエアコンの掃除はディーラーやカーショップに依頼すれば簡単ですが、自力での掃除も可能です。
多くの車は助手席にあるグローブボックスを外し、エアコンフィルターを外すと、その奥にエバポレーター(熱交換器)があるはずです。
この部分にカビが発生しやすいので、市販されている専用のクリーナーを指示に従って掃除をしましょう。
クリーナーを噴射すれば、泡が汚れを吸着してエンジンルームの下から排出されていきます。
最後に、トランクルームのことも忘れずに掃除をしましょう。
掃除機で掃除をするほか、カバーを開けて日光に当てて内部の湿度を下げると良いでしょう。
3番目の「ダニ駆除製品を使う」は、市販されているダニ駆除製品のうち、車に使用できるものを使うことを指しています。
一番簡単な方法は市販されているダニ捕獲シートの使用です。
ダニ捕獲シートは、ダニが居るであろう場所に設置するだけで、誘引物質によってダニを誘い込んで捕獲することが可能です。
使用期限が過ぎればそのまま捨てるだけ良いので、非常に扱いやすい駆除製品です。
車内以外では寝具に使えるものも多いですね。
また、車に対して使用できるという旨が記載されているダニ駆除スプレーの使用もおすすめです。
ただし、こういったダニ駆除スプレーはダニの卵までは駆除できないことに注意をしてください。
最後の「クリーニングに出す」はそのままですね。
ダニの駆除をはじめ、車内を掃除してくれる業者も存在するので、そういった人にダニ駆除を依頼します。
あるいは、ディーラーやカーショップでもクリーニングサービスを提供してくれるところがあります。
もちろん費用はかかりますが、自分で掃除をする手間が無く、それぞれ独自の機器や薬剤を使っているため、自力で駆除するよりも高い駆除効果が望めるでしょう。
車のダニにバルサンは使える?
車内にいるダニに対してバルサンはまず使えません。
バルサンに限らず、くん煙剤の多くは車内での使用は難しいです。
車に使うと薬剤が奥深くに入り込んで、車の機器に悪影響を及ぼす可能性が懸念されるためです。
余計なトラブルを避けるためにも、車内でバルサンを使用することは避けましょう。
ダニは車内が炎天下でも生き残る?
結論から言えば、ダニは車内が炎天下による高熱状態でも生き残ります。
前章にもあるように、ダニは50~60℃以上の高温に耐えられない害虫なので、車のシートの表面などにいるダニは死滅します。
しかし、シートの繊維の奥にいるダニには熱が届かないことがあり、完全な駆除は難しいのが実情です。
例えば、これは布団などにも同じことが言え、日光に当てて高温の状態にしても、繊維の奥までその熱が届かないため駆除できない可能性があるわけですね。
そのため、車内のダニ駆除には炎天下で車を放置することによる熱駆除以外の方法も同時に試した方が良いでしょう。
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まとめ
車のダニの駆除方法には、以下のようなやり方が挙げられます。
2・こまめにしっかり掃除をする
3・ダニ駆除製品を使う
4・クリーニングに出す
以上です。
また、車内にいるダニに対してバルサンはまず使えません。
バルサンに限らず、くん煙剤の多くは車内での使用は難しいです。
車に使うと薬剤が奥深くに入り込んで、車の機器に悪影響を及ぼす可能性が懸念されるためです。
余計なトラブルを避けるためにも、車内でバルサンを使用することは避けましょう。
最後に、ダニは車内が炎天下による高熱状態でも生き残ります。
ダニは50~60℃以上の高温に耐えられない害虫なので、車のシートの表面などにいるダニは死滅します。
しかし、シートの繊維の奥にいるダニには熱が届かないことがあり、完全な駆除は難しいのが実情です。