「アシナガバチ」はスズメバチほど危険ではありませんが、毒針をもっている怖い昆虫です。
そんなアシナガバチですが、活動時期や活動時間、活動範囲といった情報はよくわからないですよね。
アシナガバチのことをくわしく知っておけば、時期が危険なのかも把握できるため、遭遇頻度が多い方は危険を避けるためにも知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- アシナガバチの活動時期はこれ!
- アシナガバチの活動時間は何時なのか?
- アシナガバチの活動範囲はどこまでなのか?
これらのことをお伝えさせていただきます。
アシナガバチの活動時期はこれ!
アシナガバチの活動時期は「4月~11月」の間になります。
この時期になると、女王蜂が新しく巣を作り始め、繁殖活動に向けて働き蜂を増やしていくわけですね。
具体的な推移としては、以下のようになります。
6月~7月……働き蜂の数が増えてくると、女王バチは産卵に専念し巣は急速に巨大化していく
8月~10月……働き蜂の数増加に伴い巣作りはますます活発化。また、この時期は繁殖期に当たるため、アシナガバチ全体の攻撃性・威嚇性が強く、少しの刺激にも敏感に反応し攻撃をしてくる
10月~11月……オスバチと女王バチが羽化すると巣作りは終わりを迎え、新女王バチのみが越冬する。働きバチの数も急激に減り、冬には巣は空になる
以上です。
上記にもありますが、働き蜂の数が増え、繁殖期にも当たる7月~10月はアシナガバチの攻撃性が大きく上がる時期になります。
そのため、この時期にアシナガバチをいたずらに刺激することはやめておいた方が無難です。
特に、アシナガバチの巣に不用意に近寄ると、集団による攻撃を受ける可能性が高いため非常に危険です。
アシナガバチの活動時間は何時なのか?
アシナガバチの活動時間は「早朝~夕方」になります。
その中でも、暑さが和らぐ午前中に最も活発に活動を行います。
早朝から昼までの間は働き蜂が積極的に飛び回り、幼虫のためのエサを集めて回ります。
その後、夕方に向かうに連れ活動がおとなしくなっていき、夜間は巣でじっとしているわけですね。
そのため、アシナガバチの巣を駆除したいと考えているのであれば、夕方以降の夜間に行うことをおすすめします。
また当然ですが、午前中のアシナガバチの巣に不用意に近寄ると、凄まじい攻撃を受けやすいので注意をしてください。
アシナガバチの活動範囲はどこまでなのか?
アシナガバチの活動範囲はあまり広くはありません。
種類にもよりますが、巣を中心に100メートルほどの狭い範囲になります。
そのため、アシナガバチの巣の近くからエサがなくなってしまうと、それだけで生きられなくなることもあるほどです。
逆に言えば、アシナガバチと頻繁に遭遇するようであれば、近くに巣がある可能性が高いです。
不用意にアシナガバチの巣に近づくことは、アシナガバチを刺激することに繋がるので避けた方が無難でしょう。
また、アシナガバチの集団は危険ですが、一匹程度であれば殺虫剤で駆除することも出来ます。
殺虫剤でアシナガバチを駆除する場合は、殺虫剤の用法用量を守って駆除活動を行うようにしましょう。
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まとめ
アシナガバチはスズメバチとは違いおとなしいハチです。
対処を誤らなければ、毒針で刺されることはまずないでしょう。