熱中症の症状の1つに足がつる(こむら返り)ことが挙げられます。
「炎天下でスポーツをした後に足がつった!」という経験をした方は少なくないのではないでしょうか?
そんなこむら返りですが、酷い場合だと歩くことも難しくなるため、原因や対処方法についてよく知っておきたいですよね。
また、足がつることを防ぐ対策も重要です。
そこで今回の記事では、
- 熱中症で足がつる原因はこれ!
- 熱中症で足がつる時の対処方法とは?
- 熱中症で足がつることを防ぐ対策はこれ!
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
熱中症で足がつる原因はこれ!
熱中症で足がつる原因は「熱中症による脱水」です。
激しい運動を行ったり、高温多湿の環境に居続けることによる大量の発汗などで脱水状態になると、筋肉や神経の働きを調整している血液中のカルシウム・マグネシウムなどのミネラル(電解質)のバランスが大きく崩れることがあります。
水分が不足し、筋肉を調整するためのミネラルなどが失われてしまうと、筋肉の動きを上手くコントロール出来なくなってしまい、筋肉を持続的に収縮させる命令が脳から発せられてしまいます。
この筋肉が収縮し続ける状態のことを「筋肉がつる」という状態と言うわけですね。
また、水分不足は血液の量を減らし、身体の血流を悪くする働きもあります。
血液の循環が上手くいかないと、ミネラルなどの栄養が上手く運ばれなくなり、これも足がつる原因になってしまいます。
熱中症で足がつる時の対処方法とは?
熱中症で足がつった場合、まずはつった部分をストレッチやマッサージをすると良いでしょう。
足がつるのは一過性のものがほとんどであるため、ストレッチやマッサージを行うと快方に向かうことが多いです。
例えば、ふくらはぎが痛い場合は、次のようなストレッチを試してみて下さい。
2・足の指先を手前にゆっくりと引き寄せる
3・椅子から立ち上がり、アキレス腱(けん)を伸ばす
以上になります。
このストレッチを何回か繰り返せば、足のつった部分が徐々に正常な状態に戻っていくかと思います。
また、前章にもあるように、足がつる原因となっている水分・ミネラル(電解質)不足を補う必要があります。
水分補給と一緒にカルシウム・マグネシウムなどのミネラルを補給するためには、経口補水液がおすすめです。
経口補水液とは、軽度から中等度の脱水状態時に、水分やミネラルを補給・維持するのに適した飲料です。
スポーツドリンクなどとは違い、過度の発汗による脱水状態が懸念される時に有効ですね。
熱中症で足がつることを防ぐ対策はこれ!
熱中症で足がつることを防ぐためには、熱中症への対策を実施することが重要になります。
例えば、涼しい服装をしたり、高温多湿の環境に長時間居続けることを避ける、こまめな水分補給を行うなどですね。
熱中症の症状は足がつるなど以外にも、目眩や立ちくらみ、過剰な発汗、意識障害などの症状が現れます。
場合によっては命の危険に繋がることもあるため、しっかりと対策を講じておきましょう。
また、子どもや高齢者の場合は、体温調節機能が未熟であったり、衰えていたりする影響で熱中症になりやすいです。
そのため、意識して熱中症対策をしておくことが大切になるわけですね。
熱中症に関するその他の情報
熱中症に関するその他の情報は、以下の記事にまとめています。
熱中症の応急処置のやり方はこれ!必要な道具などもくわしく紹介
熱中症の水分補給をするタイミングはここ!量や飲み物の種類について紹介
熱中症の原因はこれ!症状にどんなものがあるのかもくわしく紹介
熱中症対策でエアコンの温度設定はこれ!湿度や寝るときの使い方も紹介
赤ちゃんが外出する時の熱中症対策はこれ!具体的な方法をくわしく紹介
赤ちゃんの車の中での熱中症対策はこれ!具体的な方法をくわしく紹介
熱中症対策で赤ちゃんの場合はこれ!具体的なやり方もくわしく紹介
熱中症対策で睡眠中の子供の場合はこれ!具体的なやり方をくわしく紹介
まとめ
熱中症が原因で足がつるなんて嫌ですよね。
そんな事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。