暑い夏が終わると寒い冬の季節がやってきます。
そんな時に気になるのが「クワガタの越冬」についてです。
クワガタは越冬をする昆虫であるため、飼育しているのであれば、越冬のための準備をする必要がありますからね。
そこで今回の記事では、
- クワガタの越冬はいつからいつまで?
- クワガタの越冬方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
クワガタの越冬はいつからいつまで?
クワガタの越冬は「始まりが10~11月頃、終わりが4月~5月頃」となっています。
また、すべてのクワガタが越冬するわけではなく、ミヤマクワガタとノコギリクワガタは越冬しません。
ただ、羽化したタイミングによって越冬する場合があることに注意をしてください。
例えば、夏の終わりから秋にかけて羽化した個体は、そのまま土や朽木の中で越冬して、次の年の夏頃に外へ出てくるからですね。
そして、寿命が数年に渡るオオクワガタやヒラタクワガタなどはまず越冬するので、これらのクワガタを飼育している方は越冬の準備をしてあげてください。
ちなみに、越冬すると体力の消費を大きく抑えることができるため、クワガタが長生きすることに繋がります。
これは、多くの体力を使うと比例して寿命が縮むからですね。
ですので、飼育環境下のクワガタも越冬する際は、基本的に自然界のクワガタと同じように活動を停止して、春の訪れを待ってもらうことをおすすめします。
クワガタの越冬方法とは?
クワガタの越冬方法としては、
2・オガ粉や昆虫マットを飼育ケースに半分以上敷きつめる(必要なら加水を行う)
3・転倒防止用の木などを設置する
4・昆虫ゼリーを設置する
5・クワガタを飼育ケース内に入れる
以上です。
まず、飼育ケースを大きめのものにする理由ですが、これは温度が安定するからです。
クワガタは温度が15℃を下回ると動きが鈍り(越冬の準備を始める)、10℃前後になると完全に越冬体制に入るとされています。
逆に、温度が乱高下するとクワガタからすれば、越冬するか活動するか判断に迷ってしまうため、身体の負担となってしまいます。
このような状態を避けるために、温度が安定する大きめの飼育ケースが適しているわけです。
2番目の「オガ粉や昆虫マットを飼育ケースに半分以上敷きつめる」はそのままですね。
ちなみに、クワガタの身体に優しいマットを選ぶなら、「きのこマット」・「くわマット」・「完熟マット」がおすすめです。
飼育ケース内でダニなどの発生を防ぎたいのであれば、「ヒノキマット」がおすすめです。
また、加水に関しては、マットが固まる位の水分量では多すぎるため、水分量は少なめを意識すると良いかと思います。
そして、月に一度はマットを手で触ってみて、乾き始めているようであれば霧吹きで湿らせてください。
3、4番目の「転倒防止用の木などを設置する」と「昆虫ゼリーを設置する」というのは、飼育ケース内のクワガタがすぐに越冬体制に入らず、土の上に出てきてしまう可能性を考えてのことです。
そのため、1週間に一回程度は飼育ケース内を確認してあげると良いでしょう。
【コバエをシャットアウト!】昆虫飼育ケース コバエシャッター【大】フタ・本体
クワガタに関するその他の情報
クワガタが羽化する時期とは?羽化する期間や時間はどのくらい?
まとめ
クワガタの越冬は「始まりが10~11月頃、終わりが4月~5月頃」となっています。
その期間に入る前に、越冬のための準備に必要なものを揃えておきたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。