クワガタ飼育で困るのが「コバエ」です。
コバエはえげつないほどの数が発生することもあるため、クワガタ飼育をする上で注意をすべきなのですが、コバエ発生の原因がわからないと対策を講じにくいかと思います。
そこで今回の記事では、
- クワガタ飼育でコバエが発生する原因とは?
- クワガタ飼育におけるコバエ対策方法は?
これらの情報をまとめてみました。
クワガタ飼育でコバエが発生する原因とは?
クワガタを飼育しているケースでコバエが発生する原因は、「コバエのエサとなるものがあるから」と「コバエが侵入できる隙間があるから」です。
コバエも他の虫と同じようにエサを食べて繁殖するので、コバエたちはそこが良い環境だと判断すれば、卵を産み付け繁殖しようとします。
つまり、クワガタの飼育ケース内にコバエのエサとなるものがあることが、コバエ発生の原因というわけですね。
コバエが必要とするエサはコバエの種類によって違いますが、多くの場合、ゼリーや果物をエサとする「ショウジョウバエ」と、クワガタの幼虫飼育のエサに使う昆虫マットをエサとする「キノコバエ」がそれぞれ発生しやすいと言えるでしょう。
まず、「ショウジョウバエ」についてですが、これは台所のゴミ箱にあるバナナなどに発生する3mm前後のコバエです。
クワガタの成虫を飼育している場合に発生しやすいコバエで、上記にあるようにクワガタの成虫のエサとなるゼリーや果物が発生源となります。
飼育ケース内に発生した際は、ハエ取り紙や掃除機を使っての駆除が効果的ですね。
また、後述する「キノコバエ」と比べると、対処がしやすい部類になります。
次に「キノコバエ」ですが、こちらは非常に対処が面倒なコバエになります。
クワガタの昆虫マットに発生しやすいクロバネキノコバエは 、体長1mmほどの小さなコバエです。
湿った土中の有機物をエサにしているため、幼虫飼育中に発生することが多いです。
小さい隙間も通り抜けることができるため非常に厄介なコバエで、クワガタの飼育ケースをコバエ除けシートで外部から遮断しても、ケース内でキノコバエが発生する可能性があります。
また、飼育ケース内で発生源となっているマットを処分しても、ケースの中から部屋へ出てきたキノコバエの駆除もしていく必要がある点に注意をしておきましょう。
飼育ケースの外へ出たキノコバエが、再び飼育ケース内に戻って繁殖することが懸念されるからです。
そのため、多くの場合、キノコバエが発生してしまった際は、ケースをマットごとすべて交換する必要があります。
さらに、室内へと逃げてしまったキノコバエを退治するために、ハエ取りリボンやベープマットなどの製品を利用すると良いでしょう。
クワガタ飼育におけるコバエ対策方法は?
クワガタ飼育におけるコバエ対策方法として、まず重要なのが飼育ケース内にコバエを侵入させないことです。
コバエシャッターのように、飼育ケース内にコバエが侵入することを予防する製品を使うと良いでしょう。
あるいは、コバエとりを飼育ケースの内側にセットする方法もあります。
ケースの外側に出てくる前に内側で処理することで、家の中での繁殖を防ぐことができます。
そして、クワガタのエサとなるゼリーや果物は、定期的に交換するようにしましょう。
エサがまだ残っている状態でも、コバエが発生していないか定期的にチェックをすることをおすすめします。
また、多くの場合、クワガタの飼育ケースは屋内で管理するかと思いますが、飼育ケースなどとは別に家の中でコバエが発生することを予防することも大切です。
例えば、コバエの発生源となる場所を定期的に掃除するなどですね。
具体的な場所としては、
2・空き缶に残った水分
3・お風呂や台所の排水溝
4・浴槽のエプロンの内側
5・植木鉢の水受け皿
6・植木鉢の土壌
7・口が開いている有機肥料の袋
以上のような場所が挙げられます。
クワガタに関するその他の情報
クワガタが羽化する時期とは?羽化する期間や時間はどのくらい?
まとめ
クワガタの飼育ケースでコバが発生すると、本当に対処が面倒ですよね。
そういった事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。