「SSD」がパソコンに使われる機会が増えています。
多くのパソコンで標準搭載されているSSDですが、寿命の確認方法や寿命が何年なのか気になりますよね。
また寿命が近づいたSSDの症状も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- SSDの寿命の確認方法とは?
- SSDの寿命は何年?
- 寿命が近づいたSSDの症状とは?
これらの情報をまとめてみました。
SSDの寿命の確認方法とは?
SSDの寿命の確認方法はいくつかの種類があります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・フリーソフトを使う
以上です。
1番目の「ユーティリティソフトを使う」とは、SSDメーカーが公式に配布しているユーティリティソフトを使う方法です。
このユーティリティソフトを使うことで、使用しているSSDの寿命をチェックできます。
また、ソフトによっては不具合を見つけ、解消する機能を持つものもあります。
非常に便利なので、まずは現在使用しているSSDのメーカーのホームページを調べてみると良いでしょう。
2番目の「フリーソフトを使う」はそのままですね。
インターネット上には、SSDの状態や寿命をチェックする機能を持ったフリーソフトが数多く公開されています。
これらを使って、現在使用しているSSDの状態・寿命を確認するわけですね。
有名なフリーソフトとしては「CrystalDiskInfo」が挙げられます。
筆者も使用しており、「CrystalDiskInfo」ならSSDの温度や使用時間・書き込み回数・エラー率などの情報を簡単にチェックすることが可能です。
SSDの寿命に関しては表示される項目にある「総書込容量」を確認しましょう。
ここに表示されている値と、現在使用しているSSDのTBWとを比較すれば寿命を逆算できます。
例えば、表示された総書込容量が約10TBだった時、SSDのTBWの値が300TBだとすると、あと約290TBの書き込みが可能ということになります。
SSDの寿命は何年?
一般的に、物理的な故障を考慮しなければ、SSDの寿命はおおよそ「5~10年」だとされています。
もちろん、これは物理的な故障やSSDの使用環境を考慮しない場合の値です。
使用環境が劣悪なものだと、想定よりも早く故障してしまうことも十分に考えられます。
そのため、この年数はあくまで目安として考えてください。
寿命が近づいたSSDの症状とは?
寿命が近づいたSSDの症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
2・SSDが認識されない
3・突然のフリーズやシャットダウン、ブルースクリーンの頻発
4・突然のデータの破損や消失
以上です。
上記のように、パソコンを使用する上で、SSDが正常に機能しないような症状が頻発するようであれば、SSDの寿命が近いと考えて良いでしょう。
とくに、3・4番目の症状はパソコンのデータに被害を与える可能性があるため無視し難いものです。
そうなる前に、寿命が近いSSDを交換したいですね。
また、SSDの寿命を延ばすためにできる方法としては、以下のようなやり方があります。
2・SSDの空き容量を保つ
3・SSDの使用環境に注意する
4・ハイバーネーション機能を無効化する
以上です。
1~2番目はSSDの書き込み・読み込みを減らすことで寿命を延ばす方法です。
無意味なデータの読み書きを避け、SSDの容量に常に余裕をもたせることで対処します。
また、3番目の「使用環境に注意する」とは、SSDやパソコンの取扱説明書などにもあるように、極端な高温環境などでの使用を避けることです。
推奨されている使用環境の条件を守ることで、SSDの寿命を延ばします。
最後の「ハイバーネーション機能を無効化する」とは、パソコンの実行状態を保存して、電源を切っても次に起動する時には休止前の状態を迅速に再現してくれる機能を無効化することです。
この機能が有効になっていると、パソコンの実行状態を保存するという都合上、大容量の書き込みが発生するため結果的にSSDの寿命を縮めてしまいます。
そこで、ハイバーネーション機能を無効化することでこれを回避します。
くわしくは以下のサイトに無効化方法が記載されています。
Windows:SSD長寿命化のためにハイバネーションを無効にする
まとめ
SSDの寿命の確認方法には、ユーティリティソフトやフリーソフトでチェックできます。
また、寿命が近づいたSSDの症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
2・SSDが認識されない
3・突然のフリーズやシャットダウン、ブルースクリーンの頻発
4・突然のデータの破損や消失
以上です。
こういった症状が現れている場合は、すぐにSSDの交換などを行いたいですね。
そして、SSDの空き容量を保つなどの方法で、SSDの寿命を延ばすことができます。
ただ、こういった方法を実践していても突発的な故障が発生することはどうしてもあり得るので、バックアップをしっかりと行いましょう。