「内蔵HDD」を外付け化したいと考えたことはありませんか?
データの移動やパソコンの買い換えなどで、内蔵HDDを別の形態で使いたいというパターンは珍しくありません。
しかし、内蔵HDDを外付け化する方法がわからないと対処が難しいと思います。
そこで今回の記事では、
- 内蔵HDDを外付け化する方法とは?
- 内蔵HDDを外付け化するケースのおすすめは?
- 内蔵HDD外付け化を複数するやり方は?
これらの情報をまとめてみました。
内蔵HDDを外付け化する方法とは?
内蔵HDDを外付け化する方法としては、「SATA USB変換ケーブル」または「外付けHDDケース」を使った2種類の方法があります。
まず「SATA USB変換ケーブル」ですが、これはその名前の通り、内蔵HDDをパソコンのUSB端子に接続できるようにするための変換ケーブルです。
やり方は簡単で、内蔵HDDにSATA USB変換ケーブルを接続して、その状態のまま反対側をパソコンのUSB端子に接続するだけです。
内蔵HDDが剥き出しになるため少し外観が気になるかもしれませんが、手間が少なく済むという利点があります。
注意点としては、このやり方で対応できるのは2.5インチHDD(大きさが小さいやつ)になることです。
というのも、これよりも大きい3.5インチHDDは内部パーツを動かすために外部電源を必要とするため、USB供給の電力では不足が出るからですね。
2.5インチHDDであれば、パソコン側からのUSB供給の電力で十分稼働できるので問題ありません。
次の「外付けHDDケース」を使う方法とは、市販されている外付けHDDケースを購入して、それにHDDを接続して使うやり方になります。
外付けHDDケースとは、パソコンに内蔵されている裸のHDDを「外付けHDD」のように接続して使うことができるPC周辺機器のことです。
この外付けHDDケースを使えば、一般的な外付けHDDと同じように内蔵HDDを使うことが可能になります。
詳細は製品ごとに異なりますが、基本的に内蔵HDDを外付けHDDケースの内部に収納・接続することで使えるようになります。
さらに、外部電源への接続も可能なものが多いため、3.5インチHDDでも使用できます。
また、ケースにHDDを収めるという性質上、外部からの衝撃に強くなるので、ある程度携帯性を高めることができます。
内蔵HDDを外付け化するケースのおすすめは?
内蔵HDDを外付け化するケースのおすすめは、内蔵HDDをケース内部に収納する「ケースタイプ」が挙げられます。
前章にもあるように、「外付けHDDケース」は外部からの衝撃に若干ながら強くなることと、ケースとして持ち運びが楽になる携帯性の向上がメリットになります。
また、製品によっては複数台セット出来るものもあるため、複数台のHDDを使いたいという要求にも応えることができます。
ちなみに、内蔵HDDを差し込んでそのままの状態で使用する「クレードルタイプ」もありますが、こちらは取り付けや交換が簡単である代わりにホコリや静電気などの対策を別に講じておく必要があります。
そのため、最初に設置する際の手間を何とかすれば、以後の管理が楽になる「ケースタイプ」の方がおすすめです。
内蔵HDD外付け化を複数するやり方は?
内蔵HDD外付け化を複数するやり方は、複数台の内蔵HDD搭載に対応した「外付けHDDケース」を使用することです。
通販などでこういった特徴をもつ「外付けHDDケース」が多数販売されています。
自分の環境にあった製品を選んで使用すれば大丈夫でしょう。
ロジテック HDDケース USB3.1 (Gen2) 4ベイ 3.5/2.5インチ 最大56TBまで対応 LGB-4BNHUC
まとめ
内蔵HDDを外付け化する方法としては、「SATA USB変換ケーブル」または「外付けHDDケース」を使った2種類の方法があります。
基本的には「外付けHDDケース」の方がおすすめであり、内蔵HDDの種類や台数などを考えて選ぶと良いでしょう。