「HDD」は大切なデータを保存するパーツですが、万が一にも故障した時に復旧できるか気になりますよね。
とくに、自力でHDDデータを復旧できるか、業者に依頼した時の費用や効果的なフリーソフトについても知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- HDDデータは自力で復旧できる？
- HDDデータ復旧の費用はいくら？
- HDDデータ復旧に使えるフリーソフトとは？
これらの情報をまとめてみました。
HDDデータは自力で復旧できる？
故障するなどしたHDDのデータは、条件次第ではありますが自力での復旧が可能です。
まず、HDDの故障原因には大きく分けて３種類のものがあり、それぞれで詳細が異なります。
これにはHDDデータ復旧が困難かどうかも関わってきます。
具体的には、以下のようなものになります。
２・論理障害
３・ケーブルなどの接触不良
以上です。
１番目の「物理障害」とは、HDDの内部パーツなどが物理的に故障することを指しています。
例えば、HDDはその構造上、データの読み書きに内部パーツが駆動するのですが、このパーツを動かすモーター部分が故障することがあります。
HDDを使用する上でソフトウェアが問題ない状態でも、こういった物理的な故障でHDDが正常に動作しなくなることは起こってしまいます。
その他には、落下による衝撃・高温環境下での使用・落雷・経年劣化などでも発生します。
物理障害からの復旧の場合、HDD内部のデータは無事でも、読み書きするためのパーツを交換するなどする必要があるため、自力での復旧が難しいです。
２番目の「論理障害」とは、HDD本体に物理的な異常が無いものの、内部データの破損やファイルシステムに障害が発生している状態を指します。
データ読み書き中の電源遮断などはもちろん、ウイルス感染や人間側の操作ミスで発生するデータの削除や上書きなどもこれに該当します。
この論理障害が発生した場合、まず注意すべきこととしてフォーマット（初期化）をしないことが挙げられます。
エラー表示の中に「フォーマットが必要です」といった表示が現れることがありますが、フォーマットをしてしまうとHDDデータがすべて消去されてしまうため復旧が絶望的になってしまいます。
そのため、エラー表示が現れても、まずはそのエラーの内容をしっかりと確認するようにしましょう。
また、論理障害が軽度のものである場合は、データ復旧ソフトを用いることでデータを復元できる可能性があります。
最後の「ケーブルなどの接触不良」はそのままですね。
外付けHDDなどの場合、USB接続部が接触不良を起こしているとHDDが正常に認識されないことがあります。
これは単純にケーブルをしっかりと接続させれば解決することが多いです。
あるいは、ケーブルが破損している場合は新品と交換することで対処できる可能性があります。
HDDデータ復旧の費用はいくら？
HDDデータ復旧の費用の目安としては、一般的に「５万円～１５万円」程度だとされています。
金額に大きな差があるのは、復旧するHDDの状態によって料金が大きく変わるためですね。
例えば、HDDのデータを読み書きするための内部パーツが破損している場合、復旧難易度が高いために料金が高くなってしまいます。
逆に、軽度の論理障害であれば料金が安くなる可能性が高いです。
HDDデータ復旧に使えるフリーソフトとは？
HDDデータ復旧に使えるフリーソフトでは「Tenorshare 4DDiG」などが有名です。
インターフェイスが使いやすため、初心者でも扱いやすいのが素晴らしいです。
注意点としては、データ復元ソフトの多くは有料商品であり、使用に何らかの制限がある場合が多いことです。
例えば、上記のTenorshare 4DDiGなら2GBまでのデータであれば復元可能ですが、それ以上のデータの復元は有料版が必要になります。
また、フリーソフトによってはHDD内部のデータの確認は無料できるが、データの復旧は完全に有料となっているものもあります。
そのため、フリーソフトをダウンロードする前に、評判などをチェックしておくと良いでしょう。
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まとめ
故障するなどしたHDDのデータは、条件次第ではありますが自力での復旧が可能です。
まず、HDDの故障原因には大きく分けて３種類のものがあり、それぞれで詳細が異なります。
これにはHDDデータ復旧が困難かどうかも関わってきます。
具体的には、以下のようなものになります。
２・論理障害
３・ケーブルなどの接触不良
以上です。
それぞれの特徴を把握した上で、必要な対処をすると良いでしょう。
また、HDDデータ復旧の費用の目安としては、一般的に「５万円～１５万円」程度だとされています。
最後に、HDDデータ復旧に使えるフリーソフトでは「Tenorshare 4DDiG」などが有名です。
インターフェイスが使いやすため、初心者でも扱いやすいのが素晴らしいです。
注意点としては、データ復元ソフトの多くは有料商品であり、使用に何らかの制限がある場合が多いことです。