「HDD」はパソコンのデータを保存・読み書きを行う重要なパーツです。
そんなHDDですが、寿命が何年くらいなのか気になりますよね。
また、HDDの寿命が近い時の症状や故障した時の症状も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- HDDの寿命は何年?
- HDDの寿命が近い時の症状とは?
- HDDが故障した時の症状とは?
これらの情報をまとめてみました。
HDDの寿命は何年?
HDDの寿命はおおよそ「3年~4年」ほどだとされています。
時間にすると「約26,000~35,000時間」ほどになります。
HDDはその構造上、ディスクを物理的に回転させてデータの読み取り・書き込みを行うため、使うほどに劣化していくことになります。
ただ、これは外部からの不意な衝撃やパソコンの使用環境などを考慮していません。
例えば、パソコンの使用環境が高温であるなど劣悪な場合は、寿命が短くなる可能性があります。
また、HDDを使用する過程でデータの読み込み・書き込みの途中で強制終了したり、インストールを中断するケースなどはHDDの寿命を短くする要因になる可能性があります。
逆に言えば、あまりHDDを使わないようであれば、上記の寿命よりも長く機能することもあります。
実際、筆者が使用しているパソコンの内蔵HDDは5年以上稼働しています。
HDDの寿命が近い時の症状とは?
HDDの寿命が近い時の症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
1・SMARTエラーの発生
2・動作中の異音と異常な発熱
3・起動が遅い、動作が重たい
4・文字化けやエラー表示
以上です。
1番目の「SMART(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)」とは、HDDに内蔵された自己診断機能のことです。
この自己診断機能はHDD内部の様々な項目を監視しており、その監視に引っかかった場合、HDDが将来故障する可能性があることになるためエラーとして表示されます。
例えば、パソコン起動時のBIOS画面でSMARTエラーが発生するといったことになります。
このSMARTエラーが発生した場合、すみやかにHDDのデータのバックアップを取り、新規のHDDやSSDに交換するようにしましょう。
2~3番目の項目はそのままですね。
前章にもあるように、HDDは内部のパーツが稼働してデータのやり取りを行っているのですが、これらが劣化すると異音や異常な発熱などが起こるようになります。
また、パーツが上手く動作しなくなると、パソコン使用時の挙動が重くなるなどの症状が現れることもあります。
最終的には、4番目の「文字化けやエラー表示」とあるように、内部データが破損するといった事態にも繋がる恐れがあります。
HDDが故障した時の症状とは?
HDDが故障した時の症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
1・異音や異臭の発生
2・読み書き速度の低下やフリーズ
3・パソコンが起動しない
4・フォーマット要求やCRCエラーが表示
以上です。
このような症状が現れた場合は、すぐにHDDの交換をするようにしましょう。
また、こういった致命的な症状が現れる前に内部データのバックアップを行って、大切なデータを守るようにしましょう。
バッファロー BUFFALO SB3.2(Gen1)対応 外付けHDD Seagateコラボモデル Seagate Basic 2TB ブラック HD-SGDA2U3-B
バッファロー BUFFALO 付けSSD ポータブル SSD-PGU3Cシリーズ 1.0TB USB 3.2(Gen1)対応 USB-A接続 耐振動 耐衝撃 ブラック SSD-PG1.0U3-BC
まとめ
HDDの寿命はおおよそ「3年~4年」ほどだとされています。
時間にすると「約26,000~35,000時間」ほどになります。
HDDはその構造上、ディスクを物理的に回転させてデータの読み取り・書き込みを行うため、使うほどに劣化していくことになります。
また、HDDの寿命が近い時の症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
1・SMARTエラーの発生
2・動作中の異音と異常な発熱
3・起動が遅い、動作が重たい
4・文字化けやエラー表示
以上です。
そして、HDDが故障した時の症状としては、以下のようなものが現れる可能性があります。
1・異音や異臭の発生
2・読み書き速度の低下やフリーズ
3・パソコンが起動しない
4・フォーマット要求やCRCエラーが表示
以上です。