パソコンのHDDには「代替処理済のセクタ数」というよくわからない項目があります。
HDDの診断ソフトからこの項目が危険扱いされて不安になる方は多いのではないでしょうか?
しかし、その実態がわからないと対処が難しいと思います。
また、代替処理済のセクタ数の修復方法も気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- HDDの代替処理済のセクタ数とは?
- 代替処理済のセクタ数の修復方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
HDDの代替処理済のセクタ数とは?
HDDの代替処理済のセクタ数とは、「HDDにおいて正常にデータの読み書きが行えないセクタが一時的に保留されている数」を表しています。
説明がこれだけだとよくわからないかと思います。
ようするに、何らかの理由でHDDのデータの読み書きに問題があるセクタ(場所)が見つかったため、そこに新たなデータを書き込まないようにしつつ、代わりの領域を割り当てて対処した数のことですね。
この数値が増加しているということはHDD内部にエラーが発生しており、データ消失などのリスクが高まっているということを意味しています。
また、データ消失以外にも、以下のような症状が現れる可能性が考えられます。
2・ファイルの読み込みや保存ができないことがある
3・特定のファイルでエラーが発生する
4・コピー処理が途中で止まる
5・HDDが起動しなくなる
以上です。
ちなみに、使用しているHDDの代替処理済のセクタ数については、Windowsに標準搭載されているソフトを使用するほか、フリーソフトなどでもその数値を確認することができます。
例えば、HDDの健康状態をチェックすることができるフリーソフトとして有名な「CrystalDiskInfo」などが挙げられます。
以下のページに、「CrystalDiskInfo」のインストール方法が記載されています。
代替処理済のセクタ数の修復方法とは?
結論から言えば、代替処理済のセクタ数の修復方法はありません。
基本的に復帰可能な不良セクタは、通常であればパソコンが自動的に処理しています。
しかし、代替処理済のセクタはそれが不可能なものということになります。
そのため、早急にデータのバックアップを作成することをおすすめします。
一応、不良セクタに関するHDDの状態によっては、ある程度何とかすることができる可能性はあります。
ただし、HDDの状態によってはトドメになる可能性もあるので、自己責任で実行するようにしましょう。
くわしくは以下のページに情報がまとめられています。
おはのおはなし:不良セクタがあっても、HDDを使い続けられそう
まとめ
HDDの代替処理済のセクタ数とは、「HDDにおいて正常にデータの読み書きが行えないセクタが一時的に保留されている数」を表しています。
説明がこれだけだとよくわからないかと思います。
ようするに、何らかの理由でHDDのデータの読み書きに問題があるセクタ(場所)が見つかったため、そこに新たなデータを書き込まないようにしつつ、代わりの領域を割り当てて対処した数のことですね。
この数値が増加しているということはHDD内部にエラーが発生しており、データ消失などのリスクが高まっているということを意味しています。
また、代替処理済のセクタ数の修復方法はありません。
基本的に復帰可能な不良セクタは、通常であればパソコンが自動的に処理しています。
しかし、代替処理済のセクタはそれが不可能なものということになります。
そのため、早急にデータのバックアップを作成することをおすすめします。