「お歳暮」はお世話になった人へ毎年贈るものです。
しかし、何らかの事情により「そろそろお歳暮を贈るのを止めようかな」と考える方はいらっしゃるかと思います。
そこで気になるのが、お歳暮はいつまで続けるべきなのかになります。
また、お歳暮をやめる時のマナーについても知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- お歳暮はいつまで続けるべきなのか?
- お歳暮をやめる時のマナーとは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
お歳暮はいつまで続けるべきなのか?
お歳暮はいつまで続けるべきなのかというと、ズバリ「3年~5年」です。
仲人3年(仲人には3年間のお中元・お歳暮・年賀状を贈ること)という言葉もあることですし、これを目安としてお歳暮をやめると良いかと思います。
あるいは、相手のお孫さんが社会人になった時や実家の親自身が定年を迎えた時などが、お歳暮をやめるタイミングとして挙げられます。
そもそもお歳暮とは、日頃からお世話になっている方に感謝の気持を込めて品物を贈るという、古くから続いている日本の風習です。
この「感謝の気持を伝える」という目的があるため、やめ時がわからず、お歳暮をズルズルと続けることが多いかと思います。
しかし、毎年贈り物をすることが経済的負担となる場合もありますし、人によってはお歳暮を贈るだけの付き合いになっていることもあるでしょう。
そのため、「3年~5年」を一つの区切りとして、相手の方にお歳暮を贈ることをやめてみてはいかがでしょうか?
注意点としては、何の沙汰もなく、唐突にお歳暮を辞めることがないようにすることです。
お歳暮を受け取る相手の方からすれば、「毎年贈られてきていたお歳暮が今年は来なかった。連絡もない!大丈夫だろうか?」と不安になってしまいますからね。
人によっては電話連絡などで安否を確認することもあるでしょう。
ですので、お歳暮をやめる時には相手の方へ余計な手間を掛けさせないようにする必要があります。
お歳暮をやめる時のマナーとは?
お歳暮をやめたい場合、「お歳暮を今年限りでやめますよ」という文章を相手の方へ送る必要があります。
こうすることで、お歳暮を受け取る相手の方も「今年でお歳暮を受け取るのは終わりである」ということを知ることが出来ます。
その年のお歳暮の品と一緒に贈ると良いでしょう。
ただ、日常的に文章を書き慣れている人ならともかく、そうでないならばお歳暮をやめる文章を書くことが難しいことがあります。
相手の方へ失礼がないように、しっかりとしたものを用意したいですよね。
そこで、お歳暮をやめる時に書く文章の文例をいくつか用意してみました。
師走の候、ますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。
さて、この度はご丁寧なお品をお贈りいただきまして誠にありがとうございます。
日頃ご無沙汰ばかりしておりますのに、心苦しく思っております。
この様なご厚意を頂きながら大変心苦しいのですが、今後はどうかこのようなお気遣いなさいませんよう、お願い申し上げます。
寒冷の候、何卒ご自愛の上、幸多き新年を迎えられますようお祈り申し上げます。
略儀ながら書面にてお礼とお願いを申し上げます。
師走に入り、慌ただしくなってきましたがますますご壮健のことと存じます。
さて、この度はご丁寧なお品をお贈りいただきまして誠にありがとうございます。
最近はご無沙汰をしておりますのに、このような心配りを賜りまして申し訳なく存じております。
この様なご厚意を頂きながら大変心苦しいのですが、どうか今後はこのようなお気遣いなさいませんよう、お願い致します。
また、今後とも変わらぬお付き合いの程をよろしくお願い致します。
ご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。
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まとめ
お歳暮をやめる時は相手の方との関係性を壊さないように気をつけたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。