「お歳暮」には、日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちと今後も変わらないお付き合いをお願いしますという意味が込められています。
しかし、昨今のコロナ禍により、様々な場所に悪影響が出ることにより自粛ムードが存在します。
その影響で「お歳暮も自粛すべきなのか?」と悩む方は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
- お歳暮はコロナ禍では自粛すべきなのか?
- お歳暮でコロナ禍での送り状の書き方とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
お歳暮はコロナ禍では自粛すべきなのか?
結論から言えば、お歳暮はコロナ禍でのお歳暮は贈っても大丈夫です。
コロナ禍の影響によって直接会う機会が難しくなっている状況では、贈り物を贈るという形態が適しているわけですね。
例えば、2020年は帰省する代わりにお歳暮を贈る方が非常に増えたそうです。
「帰省する代わりに」ギフトを贈る人は、お歳暮を毎年贈るわけではないこともあるため、お歳暮ギフトのように「御歳暮」の熨斗は掛けない場合もあるようです。
逆に、お歳暮を直接手渡しすることはやめておいた方が無難でしょう。
当然ではありますが、コロナ禍により人と直接会うことにはリスクが生じるからですね。
ちなみに、お歳暮として贈る品物では、マスクや消毒用アルコールなどのコロナ対策グッズ、お鍋や缶詰といった食品ギフトが多いです。
コロナ対策グッズは日常的に使用するものなので無駄になりませんし、食品ギフトは「外出できないのなら、家の中で贅沢したい」と考えている人も少なくないためですね。
あるいは、お祝いや内祝いなどの定番ギフト「カタログギフト」で、相手の方に好きなものを選んでもらうという方法もあります。
また、お歳暮ギフトの相場はおよそ5,000円前後ですが、コロナ禍でのお歳暮も同様の金額で大丈夫です。
あるいは、特にお世話になった人への贈りものは、1万円前後のお歳暮ギフトを贈ることもありますね。
このあたりはお歳暮を贈る人との関係性を考えて決めると良いでしょう。
例えば、この1年特にお世話になった上司や先輩、恩師など目上の人へお歳暮を贈る場合です。
お歳暮でコロナ禍での送り状の書き方とは?
コロナ禍でのお歳暮の送り状は、通常時のものと同じ書き方で問題ありません。
具体的な文章構成としては、
2・時候のあいさつの言葉
3・本題(日頃の感謝の気持ちを伝える、お贈りした品物について書き添える)
4・今後の変わりない交際とご家族の健康や幸せを願う言葉
5・結語(敬具や謹白など)
6・日付と著名
以上です。
送り状は手紙として送ることが多いですが、親しい間柄の相手や友人であれば、手紙ではなくはがきで代用することもできます。
ちなみに、文章を書き慣れている方なら問題ないかと思いますが、そうでないならお礼状の文章を考えるのが大変ですよね。
そこで、以下に目上の方へのお礼状の例文を記載しておきます。
歳末ご多端の折、ますますご清祥でご活躍のことと存じます。
日頃は、公私にわたり多大なる配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。
つきましては、歳末のご挨拶のしるしまでに、本日、お歳暮の粗品をお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いに存じます。
末筆ながら、幸多き新年を迎えられますようお祈りいたします。
敬具
日付
署名
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まとめ
お歳暮はコロナ禍でも贈ることができますので、きちんと相手の方へ贈りたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。