朝食やデザートによく食べる果物と言えば「バナナ」ですよね。
そんなバナナですが、バナナを熟成させる方法がわからず困ってしまうことがあります。
また、バナナが熟すまでどのくらいの時間がかかるのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、
- バナナの熟成方法とは?
- バナナが熟すまでどのくらい時間が必要?
これらの情報をまとめてみました。
バナナの熟成方法とは?
バナナを適切に熟成させるには、いくつかのポイントがあります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・バナナの置き方に注意する
3・バナナを紙袋に入れる
以上です。
1番目の「バナナを適切な温度で保管する」とは、バナナが熱帯の果物であることが影響しています。
バナナは13℃以下の寒い場所が苦手で、冷蔵庫の中に入れたままだと熟成するまでに時間がかかります。
一般的にバナナの最適保存温度は15~20℃だとされており、寒い場所では保管せずに、人が出入りするリビングなどにバナナを置くようにしましょう。
ただ、あまりにも温度や湿度が高い場所だと、バナナにカビが生える可能性もあるので、心配な人は後述する冷蔵庫に入れる方法を試しても良いかと思います。
2番目の「バナナの置き方に注意する」とは、バナナが非常に傷みやすい果物であるからです。
バナナは外部からちょっとした衝撃が加わっただけで打ち身になり腐ってしまうほど繊細です。
バナナを確実に熟成するためには、地面と接触する面積は少ない方が良いため、バナナを山型に置くことが重要になります。
あるいは、市販されているバナナスタンドを利用するという方法もあります。
バナナスタンドは、バナナを熟成させるために房部分を引っ掛けるスタンドで、バナナの接地面積を大幅に減らし傷む可能性を大幅に下げることができます。
最後の「バナナを紙袋に入れる」とは、バナナを熟成させるエチレンガスが関わっています。
エチレンガスとは、野菜や果物などが分泌する植物ホルモンの一種で、バナナは自らを熟成させる効果のあるエチレンガスを自分から発生させます。
そのため、バナナを早く熟成させるには、紙袋に入れてエチレンガスがたまるようにすると効果的です。
また、このエチレンガスはバナナ以外の野菜や果物にも影響を与えてしまうため、熟成させるバナナの近くには他の野菜や果物は置かないように注意をしてください。
あるいは、バナナをポリ袋に入れた状態で冷蔵庫内に入れておくという方法もあります。
このやり方だと、熟成速度は遅くなりますが、ある程度の長期保存が可能となります。
その場合は、エチレンガスの影響を下げるために、バナナを房から切り離して1本1本別々にポリ袋に入れて保存するようにしましょう。
バナナが熟すまでどのくらい時間が必要?
結論から言えば、バナナが熟すまでに必要な時間は、バナナごとに異なります。
例えば、未熟な青いバナナであれば、常温保存だと約3日ほどで熟成させることができるでしょう。
あるいは、スーパーなどで販売されているバナナは、すでに熟しつつあるものがほとんどだと思います。
そのため、そういったバナナの場合は常温保存で約1日ほどで完熟する場合が多いです。
目安としては、バナナの皮の表面に茶色の斑点(シュガースポット)が出てきたら完熟したと判断して良いでしょう。
また、前章にもあるように、バナナの熟成にはエチレンガスは関わっているため、バナナを房から切り離して1本1本別々にポリ袋に入れて保存するなどの方法を取れば、バナナの熟成速度を遅らせることができます。
バナナを食べるペース配分を調整したい場合に役立つかと思います。
バナナに関するその他の情報
まとめ
バナナの熟成方法は、1・バナナを適切な温度で保管する、2・バナナの置き方に注意する、3・バナナを紙袋に入れるといったやり方があります。
また、バナナが熟す時間はそのバナナの状態によって異なるので、完熟の目安として茶色の斑点(シュガースポット)を見逃さないようにしましょう。