美味しい果物として有名な「バナナ」ですが、種がないことに疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?
バナナも植物なので種がないと繁殖できないわけですが、実物を見たことがありませんよね。
また、バナナの種がどこにあるのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、
- バナナに種がないのはなぜ?
- バナナの種はどこにある?
- バナナの種の入手方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
バナナに種がないのはなぜ?
結論から言えば、バナナに種がないのは「突然変異によるもの」です。
突然変異とは、生物の遺伝的な情報が、先祖から受け継いだ情報ではない別のものに変化する現象のことを指しています。
つまり、バナナには本来種があるのですが、偶然にも突然変異を起こして種がないバナナが存在するようになったわけです。
そして、種のないバナナは人間の手によって新しいものが栽培されています。
種なしバナナを偶然見つけた人間たちが食べるのに都合が良かったので、大切に育てられるようになったわけですね。
もちろん、この突然変異をしたバナナには種がないため、一般的には「茎の根っこの脇から出て来る新芽を接木する」という方法で数を増やしていきます。
バナナは実をつけると枯れてしまうのですが、根元に子株が出てくるので、この新芽を別の場所へ植え替えると花が咲いて実を付けられるという仕組みとなっています。
バナナの種はどこにある?
前章にあるように、スーパーなどで販売されているバナナは突然変異をして種がないものなのですが、通常種のバナナにはもちろん種があります。
通常種のバナナの種は、バナナの果肉部分の中にバラバラに詰まっている状態となっています。
かなりの数の種がみっちりと詰まっているので、種ありバナナだと知らない人が見ると、その正体がわからない可能性もあるほどです。
また、スーパーなどで販売されているバナナには、果肉の中央部分に種の名残があることが見て取れます。
種なしバナナを輪切(わぎ)りにしてよく見ると中心に小さな黒い点があるのですが、これが種の名残になります。
バナナの種の入手方法とは?
バナナの種の入手方法としては、インターネット通販が一番簡単かと思います。
インターネット上では、バナナの種や苗が販売されているため、そういったものを購入することで育てることができます。
ただ、バナナは熱帯の果樹ですので寒さには強くありません。
そのため、育てる環境によっては温室などの設備が必須となります。
バナナの種や苗を購入する前に、バナナを生育するための環境が整えられるかを確認するようにしましょう。
また、バナナにはヘレンバナナやダージリンバナナといったように種類があります。
このバナナの種類についても、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
バナナに関するその他の情報
まとめ
バナナに種がないのは突然変異によるものです。
現在の種無しバナナは、その突然変異をしたバナナを接木するなどして育てた結果というわけですね。
また、バナナの種や苗はインターネットで販売されています。