バナナが黒くならない方法とは?黒いところは食べられる? | ごろん小路。

バナナが黒くならない方法とは?黒いところは食べられる?

「バナナ」を置いておくと色が黒くなってしまうことがあります。

見た目が大きく変わるので、バナナが黒くならない方法を知っておきたいですよね。

また、バナナの黒いところは食べられるのかも気になるかと思います。

そこで今回の記事では、

  • バナナが黒くならない方法とは?
  • バナナの黒いところは食べられる?

これらの情報をまとめてみました。

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バナナが黒くならない方法とは?

バナナが黒くならない方法は、「エチレンガス」による追熟を予防することが重要になります。

そもそも、バナナの皮の表面が黒くなっていくのは、バナナが時間経過で追熟する果物であるためです。

まず、バナナは「エチレンガス」によって追熟する果物であり、このエチレンガスはバナナをはじめ果物や野菜が自発的に分泌する植物ホルモンの一種です。

例えば、リンゴが赤くなったり桃が甘くなったりするのも、このガスによる影響ですね。

そして、このエチレンガスの作用によってバナナが追熟していくと、バナナの皮の表面に黒い斑点が現れます。

これがいわゆる「シュガースポット」と呼ばれる部分です。

そのため、バナナが黒くなることを防ぐには、このエチレンガスによる追熟を予防することで可能となります。

具体的な方法としては、

1・バナナを野菜室に保存する
2・バナナを山型になるように置く
3・バナナを1本ずつポリ袋に入れる

以上です。

1番目の「バナナを野菜室に保存する」はそのままですね。

バナナを長持ちさせたい場合は、冷蔵庫の野菜室に保存するようにしましょう。

一般的に、バナナは熱帯果物であるので13℃以下の寒い場所は苦手とされています。

しかし、これは低温の状態だとバナナの追熟が遅くなるということでもあります。

ただ、エチレンガスによる追熟作用以外では、冷凍障害によってバナナが黒くなることがあります。

バナナは元々熱帯性の植物であるため、冷蔵庫などの温度が低い環境が非常に苦手です。

冷蔵庫など、バナナの適性温度である13℃以下の環境で保存していると、皮の細胞が壊れて黒くなっていきます。

その結果、バナナの皮が広範囲に渡って黒くなることが発生します。

もちろん、低温障害は腐敗とはまったく違うものであるため、この状態のバナナを食べることに問題はありません。


2番目の「バナナを山型になるように置く」とは、バナナの表面などが傷むことを避けるためです。

バナナは非常に傷みやすい果物なのですが、外部からちょっとした衝撃が加わっただけで打ち身になり腐ってしまうほど繊細です。

バナナを長期保存をする場合は地面と接触する面積は少ない方が良いため、バナナを山型に置くことが重要になります。

あるいは、フック型のスタンドなどにバナナの房を引っ掛けるという方法もあります。


最後の「バナナを1本ずつポリ袋に入れる」とは、上記のエチレンガスが関係しています。

バナナを房から1本1本切り離してからポリ袋に入れて保存することで、エチレンガスの影響を抑えることが可能になります。

また、バナナのエチレンガスが他の野菜や果物に影響を与えることを予防する効果もあります。

バナナの黒いところは食べられる?

結論から言えば、バナナの黒い果肉部分は腐敗していない場合は食べられます。

多くの場合、バナナの果肉部分が黒い原因は「褐変(かっぺん)」だとされています。

褐変とは、バナナの果肉に含まれるポリフェノール類の成分が空気中の酸素と反応して、褐色の物質であるメラニンを生成することによって発生する現象です。

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バナナの見た目は非常に悪くなりますが、食べても健康に悪影響はありません。


上記の褐変以外では、バナナの果肉部分が黒くなるのは「モキリオ病」にかかったことと、腐敗したことが考えられます。

「モキリオ病」とは、バナナの栽培過程で雑菌が果肉に入り込んでしまい、果肉の中心に黒(褐色)の硬い筋が現れたり、空洞が生まれたりする症状のことを指しています。

このモキリオ病で黒く変色した部位は、いわゆる樹脂のかたまりとなっているため、食感が硬かったり、味が苦いといった特徴があります。

モキリオ病のバナナは食べること自体に問題はありませんが、味としては美味しくないので、見つけた場合には取り除くことをおすすめです。


最後に、果肉が黒くなる原因が腐敗である場合、果肉の中心部だけでなく広範囲に黒ずんでしまったり、茶色く変色してしまっていることが多いです。

また、明らかな異臭やカビが発生したり、果肉がドロドロに溶けているなどの異常が生じていることも珍しくないので、そういったバナナは食べないようにしましょう。

バナナの保存状態が悪かったり、購入後に長期間経ってしまったりする場合には、腐敗が一気に進んでしまう可能性が高くなります。

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まとめ

バナナが黒くならない方法には、1・バナナを野菜室に保存する、2・バナナを山型になるように置く、3・バナナを1本ずつポリ袋に入れるというやり方があります。

また、「褐変(かっぺん)」や「モキリオ病」によってバナナの果肉が黒くなっている場合は、食べても健康に悪影響はありません。

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