寒い冬に活躍する暖房器具の代表がこたつです。
子どもからお年寄りまで、多くの方が利用するこたつですが、間違った使い方すると火災の危険があります。
実際、こたつが原因の火災は毎年一定数発生しており、しっかりと注意しておく必要があります。
しかし、こたつによる火災の原因が何かわからないと、対策が立てられないですよね。
そこで今回の記事では、
- こたつによる火災の原因はこれ!
- こたつによる火災を防止する方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
こたつによる火災の原因はこれ!
1・こたつのコード
こたつによる火災の原因の1つにコードが挙げられます。
こたつのコードを無理に曲げた状態で放置していたり、家具などによってコードへの過度な荷重がかかるなどですね。
特に、コードを伸ばしたままだと邪魔なので、紐で括って短くしている方は多いかと思います。
このような状態のままこたつを使い続けると、コードがショートして火災を引き起こすことがあります。
また、こたつを長期間に渡り使い続けていると、経年劣化によりコードが破損することも考えられます。
こたつのコードに明らかな異常がある場合は、新品のコードと買い換えるなどの対策をとった方が良いでしょう。
2・洗濯物
こたつ布団の中は暖かくなるため、それを利用して洗濯物を乾かそうとする方がいるかと思います。
しかし、この行為は非常に危険です。
こたつ布団の中に入れた洗濯物がヒーター部分に接触していると、その部分が焦げ付いてしまいます。
洗濯物の材質によっては熱による変色・変形も考えられますし、最悪の場合、火災にまでなることもあります。
また、こたつによる火災の原因でもっとも多いのがこの洗濯物です。
例えば、こたつ布団の中に洗濯物を入れたまま、電話などの理由により長時間こたつから離れるなどが起こりやすいからです。
3・座椅子
座椅子が原因で火災になることもあります。
普通に座椅子を使っている間は問題になりませんが、座椅子から離れた際にこたつの中へ入っている部分がヒーターによって加熱されてしまいます。
特に、手すりなどがあるタイプの座椅子は、こたつのヒーター部分と直接接触しやすいため注意が必要です。
面倒かもしれませんが、こたつから離れる際は座椅子を後ろに引くなどの対策をとっておいた方が無難でしょう。
4・埃
こたつを長期間に渡り使用していると、ヒーター部分に埃がたくさん付着してしまいます。
この状態のままこたつを使い続けると、埃がヒーターの熱によって発火する恐れがあります。
この火がこたつ布団などに燃え移って火災になるわけですね。
そのため、こたつを使い始める時か使い終わった時に、こたつのヒーター部分の埃を掃除しておくと良いでしょう。
5・ヒーター部分の故障
こたつのヒーター部分の故障が火災の原因になることがあります。
動作が不安定になっている状態での使用は危険ですし、快適に使えないことも考えられます。
そのため、ヒーター部分の修理を業者に依頼するなどの対処をしておきましょう。
こたつによる火災を防止する方法とは?
こたつによる火災を防止する方法は「こたつを正しく使うこと」です。
前章にあるように、こたつ布団の中に洗濯物を入れたり、コードに過度な荷重がかかっているなどの状態を避けるわけですね。
こたつの正しい使い方に関しては、取扱説明書に注意事項などが記載されているので、まずはこちらをチェックすると良いでしょう。
また、こたつの状態を定期的にチェックことも重要です。
こたつのコードの破損やヒーター部分に埃が溜まり過ぎているなどがあると、故障や火災の原因になりますし快適にこたつを使えなくなってしまいます。
最後に、こたつを点けっぱなしにして長時間離れるのは非常に危険です。
こたつはヒーターなどと比べると安全な暖房器具ですが、それでも点けっぱなしにすることはやめましょう。
こたつを人が使っている間なら、異常が発生すれば気づけるかもしれませんが、周りに人がいない場合は発火に気づくことが出来ません。
そのため、こたつから長時間離れる時は必ず電源をOFFにして、コンセントを抜くようにしましょう。
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まとめ
こたつは非常に便利な暖房器具ですが、間違った使い方をしていると様々な危険が生じます。
火災などを防止するためにも、この記事がお役に立てれば幸いです。