「こたつで寝ると風邪を引く」
子どもの頃にこう叱られたことがある方は多いのではないでしょうか?
身体を温めてくれるこたつですが、使い方を誤ると本当に風邪を引いてしまうことがあります。
しかし、こたつで寝ると何故風邪を引くのか、その原因がわからないと納得できませんし、対策も立てにくいですよね。
そこで今回の記事では、
- こたつで寝ると風邪を引く原因はこれ!
- こたつで寝ると風邪を引かないための対策とは?
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
こたつで寝ると風邪を引く原因はこれ!
私たち人間の身体は、常に体温を一定に保つために「体温調節機能」が働いています。
人間の体温が約37℃前後で保たれているのは、この体温調節機能によるものであるわけですね。
具体的な働きとしては、体温を維持するために環境によって血管などの調整を行っています。
その他にも、
血管の収縮によって血流を減少させ、体内の熱が外に逃げないよう調整
骨格筋などの収縮によって震えを起こし、身体に熱を生み出す
血管の弛緩によって血流を促し、体内の熱を外に逃がすよう調整
汗腺の活発化によって汗を流し、気化冷却などで体内の熱を外に逃がすよう調整
骨格筋の弛緩によって、身体が熱を産むことを抑制する
以上のような働きをしています。
しかし、こたつを長時間に渡り使用していると、「こたつに入っていない上半身は寒い」のに、「こたつの中の下半身は暑い」といった矛盾が発生してしまいます。
この体温の矛盾は「体温調節機能」を混乱させ、体温の維持を難しくしてしまいます。
その結果、体温が適切に調整されない影響で体調が悪くなりやすくなり、風邪を引きやすくなるというわけですね。
また、こたつを長時間に渡り使用することは脱水症状を引き起こす可能性があります。
こたつによって、下半身は常にねつにさらされているため、汗をかくからですね。
こたつによって身体から水分が失われてしまうと、喉の乾燥や脱水による疲労が生じるため、これも風邪を引きやすくなる原因となってしまいます。
それ以外にも、血流が滞ることにより「脳梗塞」や「心筋梗塞」の引き金にもなり得ます。
場合によっては命の危険があるますので、こたつを使用する際は注意してください。
こたつで寝ると風邪を引かないための対策とは?
こたつで寝ると風邪を引かないためには、そもそもこたつで寝ないようにすることが基本になります。
前章にもあるように、こたつで寝ることは体温調節機能を混乱させ、風邪などの体調不良を招きやすくしてしまいます。
そのため、睡眠を取る場合はベッドや布団などのしっかりとした寝具を使うようにしましょう。
また、こたつで寝てしまうと「低温火傷」などの怪我をしてしまう危険性もあります。
症状が重篤化してしまうと、命の危険にもなるため注意してください。
そして、「どうしてもこたつで寝たい!」という場合は、毛布などを上半身にかけて、こたつのスイッチを切ってから寝るようにしましょう。
これなら体温を一定に保てますし、低温火傷を防ぐことも出来ますからね。
ちなみに、こたつで発生する低温火傷に関しては、以下の記事に情報をまとめています。
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まとめ
こたつで寝ると風邪を引いたりして体調が悪くなりがちです。
そういった事態を避けるために、この記事がお役に立てれば幸いです。