受験生にとってインフルエンザは恐ろしい存在です。
手洗いやうがいなどを徹底するのは当然だとする人は多いかと思いますが、予防接種はどうでしょうか?
インフルエンザになる前に予防接種をしておけば良いということは知っていても、予防接種の具体的な効果やいつ予防接種を受けるべきなのかなどについては、よくわからない人が多いのではないでしょうか?
大切な受験を控えているわけですから、正しい時期にきちんと予防接種をしておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- インフルエンザの予防接種の効果って?
- インフルエンザの予防接種はいつからすべき?
- インフルエンザの予防接種の費用はどのくらい?
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
インフルエンザの予防接種の効果って?
そもそも予防接種ってどんな意味があるのか、どんな効果があるのかよくわからない人が多いのではないでしょうか?
予防接種というのは、人体に備わっている免疫と呼ばれる機能を利用してインフルエンザなどの病気から身を守る方法のことを言います。
具体的に説明しますと、体内にウイルスが侵入した場合、ウイルスを撃退するため私たちの身体は抗体と呼ばれるものを作り出します。
以後、同じウイルスが体内に侵入しても、この抗体があればスムーズにウイルスを撃退することが可能になります。
これが免疫です。
つまり、予防接種ではあらかじめ感染性を排除したウイルスを身体に注射などで送り込み、この抗体を作らせておくことで本来の感染性の強いインフルエンザなどから身体を守ることが出来るようになるわけですね。
また、この効果は個人差はありますが、およそ5ヶ月間継続します。
この感染性を排除したウイルスのことはワクチンと呼ばれ、ニュースなどでインフルエンザワクチンという名称で呼ばれているのを聞いたことがあるかと思います。
そして、予防接種の効果についてですが、予防接種でインフルエンザの罹患(りかん)を防ぐことが出来る確率は、成人している方の場合60~90%だと言われています。
また、インフルエンザに罹患して発熱などの症状が出ても、その症状が軽度になるという効果も期待できます。
例えば、本来治癒に1週間かかるところが3日ですんだり、40℃の高熱が38~39℃ですむなどといった感じですね。
筆者としては、特に高熱を抑えられるというのが大きいと思います。
高熱が抑えられれば体力の消耗を防ぐことが出来るので、回復が早くなることが期待できるからです。
インフルエンザの予防接種はいつからすべき?
インフルエンザの予防接種は、早すぎると必要な時期に免疫が低下してしまいますし、遅すぎるとインフルエンザに感染してしまう可能性があります。
さらに言えば、実は予防接種を受けた直後は効果が期待できません。
ウイルスを撃退する免疫が作られるには1~2週間の時間が必要になるからです。
そのため、適切な時期に予防接種を受けることが重要になります。
この時期は、10月下旬から11月上旬までが適切となります。
というのも、流行のピークから考えるに、インフルエンザに感染する可能性が高くなるのは12月以降になるからです。
インフルエンザの予防接種の開始時期は、各病院によって違いがあるかと思いますが毎年10月1日から始まります。
インフルエンザが流行してから予防接種を受けようとすると、免疫が出来るまでのタイムラグが無視できないものになる可能性がありますし、予防接種の予約が殺到してワクチンが足りなくなることも考えられるので、早めに予防接種を受けるようにしましょう。
インフルエンザの予防接種の費用はどのくらい?
インフルエンザの予防接種に必要な費用は、全国平均でおよそ3,500円前後となっています。
筆者としては4,000円ほどなら高くないと思います。
また、「必要な料金が病院によって違う」という話を聞くかと思いますが、これは「独占禁止法に違反しないため医師会が値段を決めない」ことと「保険外診療」であるからです。
中には2,000円ほどの格安で予防接種を行っている病院もありますが、これは他が高いのではなくこの病院がすごく安いわけですね。
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まとめ
受験生にとってインフルエンザは恐ろしい病気です。
スムーズな受験のためにも、予防接種を早めに受けた方が良いでしょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。